重量増加・岩石化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:27 UTC 版)
「子泣き爺 (ゲゲゲの鬼太郎)」の記事における「重量増加・岩石化」の解説
伝承通りの得意技。相手にしがみつき、赤ちゃんのような声で泣き出すと段々体重が増加して動きを封じ、最後には圧死させる。 初使用「妖怪大戦争」では重くなるだけだったが、「電気妖怪」からは体を石に変えて攻防共に強化できるようになった。この能力のおかげで相手を石にする技を持つ敵にも、動きを制限されることなく戦うことが可能。防御力も極めて高く、ピストルの弾丸が当たってもびくともしない(石にならずともピストルは無効)。 アニメ第3作ではただ押し潰すだけでなく、敵妖怪を地面に封じる(映像的には影のようになって消える)こともでき、劇場版『最強妖怪軍団!日本上陸!!』では、天狗を押しつぶした際「子泣き潰し」と称していた。35話では仲間と共に赤舌に飲み込まれた時、自ら石化して脱水されるのを防いだ。82話では串刺し入道の住処に潜入時、見つかりそうになると石になって標本の振りをして誤魔化した。54話では子泣き爺の妖力を奪った悪魔ベリアルが、ぬりかべから奪った巨大化能力と合わせ岩石巨人と化した。 第4作13話では傲慢な人間に使用。23話では雨降り天狗の突風で飛ばされないように使用。24話では触れている仲間を一緒に石にして守る「滅多に使わない技」を見せた。43話では骨董品が高いと聞き物々交換用の石像になりきった。56話では決壊したダムから漏れる水を防ぐために使用。82話では骨女がねずみ男名義で送り付けた爆弾の缶詰を開けるときに使用。99話では妖魔城の銅鏡で子泣き爺の力を得た鬼太郎が使用。 第5作では腕や手に持つ杖だけを石にして機敏に動いたり、岩の棘を生やして体当たりの破壊力を高めたり、体積を増して更に重くなる事が可能で(46話ではビルの屋上からフロア数階を突き破った)、これらの能力は西洋妖怪との戦いで良く使用する。とくにフランケンとは長年のライバルで、フランケンの巨大な拳をいとも簡単に裏拳で受け止め、互いに拳を突き合わせた時には周囲に衝撃波が広がるほどの力も持っている。反面、駄々をこねる際にも石になって、妖怪長屋を崩壊の危機に晒すこともあるのが難点。ゴーゴンとの対戦では自ら瞬時に石化して石にされたと欺くなど、高度な石化の使い方が見られた。 第6作では一反木綿から飛び降りて妖怪城の壁を破壊したり、暴走を鎮めた山爺の手から落ちた時は石化して痛みを和らげるなど、攻撃手段以外で使われることもある。12話や37話では第5作同様に腕だけを石にして団一郎や狼男ヴォルフガングと戦った。24話では石化して攻撃を凌いだ石妖に「わしの真似をしおってからに」と怒りを露わにした。団三郎やヴォルフガングに持ち上げられた時は地面が食い込むほど押し潰したり、バックベアードに洗脳された時はビルの屋上に亀裂を入れるほどの重量を見せた。75話では子泣き爺の魂を呪装した石動零が「子泣き招来」と唱え体を石にして回転攻撃を披露し、零を打ち負かして魂を奪い返した鬼太郎が丸くなり石化して回転しながら玉藻前に突撃するが弾き飛ばされた。96話や最終話では特殊部隊が放った対妖怪銃弾をも防いだ。 『妖怪千物語』20話ではうれし泣きでも石になったり、28話ではお地蔵様の振りをしていた。 実写映画版『千年呪い歌』では体の表面に石の外皮を纏ったように石化する描写がされており、夜叉の弦針攻撃を受けた際に砕けてしまうも中の本体は無傷だった。 子泣きハンマー投げ アニメ第5作17話で使用、一反木綿やねずみ男との連携技。ハンマー投の要領で、石化した自身をハンマーの砲丸、それを乗せた一反木綿をワイヤーに見立て、ねずみ男が投げ飛ばす。鬼太郎を呑み込んだ火取魔に強烈な体当たりを食らわせ、鬼太郎を吐き出させた。 アニメ第6作3話でも、似たような技でかまいたちを倒した。 石化落下(せっからっか) 高所から飛び降りながら石化して、強烈な衝撃を落下点や周囲に見舞う。第6作3話では妖怪城の壁を破壊するのに使用し、36話ではヴォルフガング、85話では七人同行との対戦で使用した。第4作98話では妖魔城の銅鏡で妖力を送られた鬼太郎が使い妖怪王ぬらりひょんを攻撃。第6作74話では子泣き爺の魂を取り込んだ石動零が、衝撃で玉藻前の足場を崩す。技名はゲーム『異聞妖怪奇譚』から。 大火炎岩石弾(だいかえんがんせきだん) 第6作82話で使用。砂かけ婆の火炎砂による炎を纏い、その状態で石化し体当たりする。巨大ぬっぺっぽうを貫き消滅させた。
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