遊び人研究会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:15 UTC 版)
略称はあそ研。主要人物たちが所属する、生徒会非公認の同好会。名称は「リア充っぽい」という理由で華子によって名づけられた。生徒会には無届出で空き教室を部室にしている。 本田 華子(ほんだ はなこ) 声 - 木野日菜 本作の主人公の1人。泣き虫であり活発なおさげ髪と薄い胸が特徴の美少女。14歳。家族構成は父・母(声 - 関根明良)・小学生の弟の健太郎・祖父(声 - 島田敏)・執事の前多・猫。 文武に優れた努力家で、実家は大金持ちという恵まれた環境に生まれたが、独特の思考回路や貧相な発想が原因で、リア充のカテゴリーからは外れている。自分もリア充になりたいという思いからソフトテニス部に所属していたが、練習や試合に追われて目的が果たせないことから退部し、あそ研を立ち上げる。 退部理由は不純だがテニスの腕前はかなりのものであり、あそ研がソフトテニス部に喧嘩を売った際に顧問教師が「どんな汚い手を使っても絶対引き戻せ(要約)」と部員に命じた程。 常軌を逸した言動と行動で周囲をふり回し、そのたびに「顔芸」と呼ばれるさまざまな独特の表情を見せる。3人のなかでは一人だけ化粧をしたことがなく、これにつけ込んだオリヴィアに2発顔面を殴られたような化粧を施されることもある。自分の薄い胸を気にしており、よく香純に嫉妬するあまりに変顔になる。独特かつ悪魔的センスを持ち、尋常ではない私服や特注衣装を好む。自分の写真や動画を加工する際にもその壊滅的なセンスが露呈した。前多との結婚願望があったことが明らかになった。 オリヴィア 声 - 長江里加 本作の主人公の1人。ロングウェーブヘアで、金髪碧眼の美少女。髪型はよく変わる。家族構成は両親と兄。 外国人の両親をもっているが、生粋の日本育ちのため英語はまったく話せず、成績も低い一方、国語が得意ではあるが、そもそも勉強そのものが嫌いで、一学期の期末テストでは全科目赤点を取るほど成績は下がり続けている。 華子をからかうのが面白いという理由で、初期は片言でしか日本語が話せない風に装うが、すぐにばれて普通に話すようになる。ただし、この事実を知っているのはあそ研メンバーと教師陣のみで、ほかのクラスメイトからはいまだに英語のネイティブスピーカーだと思われている。当初は頭の悪い言動や行動が多いが、上記のように大半は演技であり、次第にあそ研のなかでは常識的な人物として描かれるようになる。ただし、適当なノリで行動する性格ではあるため、それで痛い目に合うこともある。将来の夢は相撲取りだったが、男性しかなれないことを知らされて落胆する。 罰ゲームで嗅いだ華子がのた打ち回るほど腋の臭いが強烈で、当初は華子に気遣われて事実を伏せられたが、学校のスキャンダルが記載された「バナナ文書」で初めて事実を知る。また両親の国が開発した菌を探して検出するアプリ「バクテリGO」での調査により両腋にアラームが鳴るほどの大量の菌がいることや、腋毛も生えはじめていることが判明する。 自らを「メリケン帰りの転校生」と言っているが実際には国名を明言しておらず、作中でも意図的に伏せられている。吸血鬼から「ヴァンパイアハンターの多いと言われてるあの国」と指摘されるが、うやむやになっている。兄同様に吸血鬼にとって不味となる毒の血を受け継ぐ “闇狩り師の一族の末裔”らしいが、真相は不明。 野村 香純(のむら かすみ) 声 - 小原好美 本作の主人公の1人。ボブカットと眼鏡、大きい胸が特徴の美少女。家族構成は父と姉(声 - 千菅春香)、猫がいることが明かされている。 基本的に真面目で礼儀正しい性格で、常に敬語で話す。当初はクールな雰囲気だったが、徐々に穏やか物腰で話すようになる。恥ずかしがりな一面もあり、よく赤面している。怒ると顔つきが豹変し、暴力的な一面を見せる。潔癖症。 英語の成績は1、2点と壊滅的に悪く、オリヴィアにさまざまな遊びを教える代わりに英語を教えてくれるよう頼んだことが、あそ研結成の遠因となる。オリヴィアが英語を話せないことを知ってからも、引き続きあそ研に所属する。BL小説の執筆を趣味としているが、実物の男性は苦手。時度学校に前多が現れると怯える。 当初は、幼少期によく姉と「遊び」をして負けては罰ゲームを受けていたことから、「遊び」自体を嫌っていた。現在は楽しんでいるものの、使い走りのような罰ゲームはいまだに嫌がっている。しかしその経験からか、あそ研がおこなう「遊び」ではほかの二人より一枚上手な描写が多い。
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