連合軍の動向とは? わかりやすく解説

連合軍の動向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 09:28 UTC 版)

クラ湾夜戦」の記事における「連合軍の動向」の解説

ソロモン諸島の戦いのうち、1942年昭和17年11月30日から12月1日にかけての深夜起こったルンガ沖夜戦で、カールトン・H・ライト少将アナポリス1912年組)率いる第67任務部隊英語版)は、外南洋部隊増援部隊指揮官田中頼三少将第二水雷戦隊司令官率い日本海軍水雷戦隊によって、重巡洋艦群に手痛い損害受けた南太平洋軍司令官ウィリアム・ハルゼー大将は第67任務部隊立て直し図り12月10日付でヴォールデン・L・エインスワースライト後任として第67任務部隊司令官据えた軽巡洋艦中心に再建された第67任務部隊は、エインズワース率いられガダルカナル島から日本軍追い出す最後の戦い支援任じた。特にニュージョージア島ムンダ新たに建設されていた日本軍飛行場対す艦砲射撃行った戦闘行動は「エインズワース・エクスプレス」とも呼称され、歴史家サミュエル・E・モリソンに「基地攻撃に関する長期間にわたるお手本」と評された。1943年昭和18年3月入り合衆国艦隊の再編が行われて南太平洋部隊は「第3艦隊」と呼称されるようになり、水陸両用戦部隊以外は「第36任務部隊」と改められた。エインズワース少将率いる第36任務部隊は「ザ・スロット」と呼ばれたニュージョージア海峡にてアーロン・S・メリル少将率いる第68任務部隊交互に行動することになった3月5日深夜から3月6日未明にかけて行われたビラ・スタンモーア夜戦では、メリル少将の第68任務部隊コロンバンガラ島への輸送任務終えて帰途についていた日本海軍駆逐艦2隻(村雨峯雲)をレーダー射撃による一方的な戦闘により撃沈した詳細は「ビラ・スタンモーア夜戦」を参照 5月8日には、コロンバンガラ島への輸送任務終えて帰途についていた第15駆逐隊親潮黒潮陽炎)が、機雷空襲により全滅する椿事起きた一方でソロモン方面にいた主な有力なアメリカ艦隊上記二つのみであり、前年ガダルカナルを巡る戦闘多数航空母艦撃沈もしくは大破させられたため1943年5月から10月までソロモン方面行動可能なアメリカ海軍正規空母サラトガ1隻程度しかおらず、航空戦力もっぱら基地航空隊頼っていた。このため6月から7月限って急遽イギリス海軍から借り受けた空母ヴィクトリアスニュージョージア島の戦い支援した。またニュージョージア島侵攻5月中句に予定されていたが、ヨーロッパ戦線でのイタリア本土上陸作戦準備大西洋船団護衛多量航空機艦艇回されたため、ニュージョージア島侵攻6月初に、ついで6月30日延期になった6月30日アメリカ軍ニュージョージア島ムンダ飛行場対岸レンドバ島上陸し、同島を占領した。 「ニュージョージア島の戦い」も参照 レンドバ島占領する意味は、ここに重砲据えてムンダ飛行場直接砲撃可能になるということであり、いわば「不沈砲台」とするものであった。しかし、日本軍レンドバ島配備していた守備隊は約140名にすぎず、リッチモンド・K・ターナー少将率い水陸両用部隊一蹴されることになった引き続きレンドバ島重砲援護下、ニュージョージア島攻略部隊続々舟艇機動によってムンダ東方海岸殺到する。ところが、攻略部隊ジャングル内で日本軍側の縦深防御手を焼いて進撃は進まなかった。ウィリアム・ハルゼー大将南太平洋部隊第3艦隊内部では、この戦いをちょうど80年前の南北戦争時ビックスバーグの包囲戦なぞらえ包囲戦終結した7月4日には同じよう勝利を手にする事ができるだろうと考えていたが、この目論見外れる形となった

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