イタリア本土上陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 06:25 UTC 版)
「ラフォーレイ (駆逐艦・2代)」の記事における「イタリア本土上陸」の解説
8月にラフォーレイはイタリア本土サレルノへの上陸作戦アヴァランチ作戦に参加し、8月21日からラフォーレイと4隻の駆逐艦はメッシナ海峡の掃討任務を開始する。それから上陸部隊を乗せた船団の護衛と上陸援護を行ったが、8月9日の沿岸砲撃中に反撃を受けて5発の命中弾を受けた。これによりラフォーレイは戦死1名・負傷2名を出し、ボイラー室の一つが機能を失った。しかし速度は落ちたものの、当面の作戦行動を継続した。ラフォーレイはマルタ島で10月半ばまで修理を行った後にイタリア沿岸の哨戒に戻った。 11月1日にラフォーレイはマルタ島からナポリへ2隻の商船を護衛し、2日後にはアウグスタへ軍用船団を護衛した。11月5日にはアウグスタ北東で座礁したアメリカ船を救援し、曳航した後に給油のためマルタ島へ向かった。ラフォーレイは11月と12月の大部分をマルタ島で過ごしたが、12月23日にはイタリア沿岸へ戻った。12月25日にラフォーレイはレーダーで2隻のSボートを発見して攻撃のため移動したが、Sボートはその後レーダーから消えて逃れていった。以降は沿岸砲撃任務が続いた。 ラフォーレイは1944年1月4日にコルシカ島沖を哨戒した後ナポリ湾へ向かった。1月6日にリバティ船の残骸を沈め、翌日にカプリ島沖で救命ボートの捜索に充てられた。1月18日には軽巡洋艦オライオン、駆逐艦ジャーヴィス、ジェーナス、フォークナーと共にガエータ周辺の目標を砲撃している。一連の活動中に、ラフォーレイらは空襲や沿岸砲台からの砲撃を受けた。 ナポリで補給後、ラフォーレイ、ロイヤル(英語版)、ジャーヴィスはアンツィオに上陸するシングル作戦の船団を護衛する。1月22日にラフォーレイとロイヤルは強襲部隊を「P」上陸地点へ率いた。ラフォーレイは沿岸に留まり、支援砲撃と敵機の空襲からの防空援護を続けた。1月23日にラフォーレイは誘導爆弾Hs293を受けて沈んだジェーナスの救援活動を支援する。1月29日には、同様に誘導爆弾で沈んだ軽巡洋艦スパルタンの生存者救助を行った。 ラフォーレイは2月に第14駆逐艦戦隊(英語版)(14th Destroyer Flotilla)へ移り、2月18日にフォルミカ島を砲撃する。さらに2月25日にはフォークナーと共同でSボートの迎撃を行った。しばらくの間、ラフォーレイはサバウディアに座礁した戦車揚陸艦(LST)の救援を行ったもののうまくいかなかった。ラフォーレイはフォークナーの元へ戻り、共に潜水艦と思われる反応に対して爆雷攻撃を行った。 2月26日に2隻のもとへ駆逐艦ラマートン(英語版)とハンブルドン(英語版)が加わる。対潜哨戒中だったラフォーレイは音響追尾魚雷による攻撃を受けたが、魚雷はラフォーレイの航跡の中で爆発したため難を逃れた。2月27日にはさらに2隻の駆逐艦が加わり、対潜哨戒任務は翌日にナポリへ帰投するまで続いた。ラフォーレイは2月25日にアンツィオ沖で誘導爆弾に沈められた駆逐艦イングルフィールド(英語版)の生存者を乗せてナポリへ向かった。
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