西武501系電車とは? わかりやすく解説

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西武501系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 14:08 UTC 版)

西武501系電車(せいぶ501けいでんしゃ)は、かつて西武鉄道に在籍した通勤形電車


  1. ^ a b 端子電圧675 V時、定格出力128 kW、 定格回転数780 rpm
  2. ^ 1961年(昭和36年)10月に西武建設へ社名変更。
  3. ^ 西武鉄道が所有していた遊園地ユネスコ村にあやかって、世界的なレベルの車両であることを目指し命名されたとの説がある。
  4. ^ 実際に台枠流用が行われたのか、もしくは名義上のものに過ぎないのかという点については不明である。なお、RM LIBRARY31「所沢車輌工場ものがたり(下)」は、同16両のほかモハ517(初代)・518(初代)・サハ1505・1506も鋼体化車両であるとしている。
  5. ^ 種車とされているモハ241形・クハ1241形はいずれも近江鉄道へ譲渡されており、あくまでも名義上のものに過ぎない。なお、鉄道ピクトリアル1992年5月増刊号内記事においては、モハ505 - 508(2代)も従来車の車体大型化改造名義で新製されたとしている。
  6. ^ 同時期に新製された通勤形車両では、前面に非常扉を設置した2000系のみがその例外であった。
  7. ^ 初期車グループでは上下段の窓開口部比率が1:2と下段窓の開口部を大きく取っていた。
  8. ^ スペック上の定格出力は128 kWであるが、架線電圧1,500 V(端子電圧750 V)環境下における出力は約140 kWに達し、当時他社で新製されていた東武7800系京急600形(初代)等、最終世代の吊り掛け駆動車と比較しても決して見劣りするものではなかった。
  9. ^ 他系列ではMT15系主電動機の整流不良等から弱め界磁をカットする車両が多く存在した中、本系列は最後まで弱め界磁を生かしており、高速性能に余裕を持っていたことに起因する。
  10. ^ 鉄道省制式台車であるTR25(DT12)に外観は酷似しているが、軸距が2,450 mmと50 mm短い(これはTR25の原設計となったTR23の数値と同一である)点が異なる。
  11. ^ 編成替えの途上、非公式ながらモハ505と509(いずれも2代)、およびモハ506と510(いずれも2代)で相互に車番の振り替えを実施したとされている。
  12. ^ 加えて、最終落成車となったモハ511 - 520(2代)では車内つり革・網棚受けが一体形状のものに変更された。これらは451系で採用されたものと同一であることから、同系列新製に先んじて本系列で先行採用したものとされている。
  13. ^ a b 端子電圧675 V時、定格出力100 kW、定格回転数653 rpm。
  14. ^ モハ411形(初代)への改称・改番は編成替えに先んじて1958年(昭和33年)3月付で全車一斉に実施されており、編成替え実施までの比較的短期間ではあるがモハ411形-サハ1501形-サハ1501形-モハ411形という編成での運用実績を有する。
  15. ^ 401系(初代)に装備されていた試作台車はボルスタアンカーがなく、さらに空気ばね用エアタンクが台車枠側面に追加されているという特異な外観を呈していた。なお、これら試作台車は1962年(昭和37年)にエアタンクの撤去並びにボルスタアンカーの追加といった再改造を受け、本系列のTR25・25Aと仕様が統一された。
  16. ^ 当時鉄道会社各社が新性能車の導入を行う中、西武は国鉄払い下げの旧態依然とした主要機器を搭載した新型車両を大量導入し性能改善には全く興味を示さなかった。これは輸送力増強に追われる中、新製コストの抑制と、どの車両も制約なく自由に増解結が可能であることを目してのことではあったものの、「質より量」と揶揄されたほどの極端な方策であった面は否めない。この2M4T編成は「質より量」を象徴する例として取り上げられることが多い。
  17. ^ サハ1551形は形式称号が示す通り551系の付随車であり、客用扉形状・窓配置が本系列とは全く異なることから、編成された際の外観的な違和感は否めなかった。
  18. ^ 主電動機出力を140 kWと換算した場合でも2M4T編成時の編成出力は1,120 kW ≒ 1,523PS、自重1トンあたりの出力はわずか7 PSに過ぎなかった。この値は、低出力の機関を搭載していた国鉄キハ10系気動車のおよそ6 PS/tに比べれば大出力であったものの、低出力電動機による全電動車での運転計画が変電所容量の不足などから頓挫し、やむなく付随車を組み込むようになっていた当時の国鉄101系電車でさえ4M2T編成時に10 PS/t程度であったことを考えれば、あまりに低出力であった。
  19. ^ a b サハ1501 - 1520のみ。
  20. ^ 後期車グループのみ。ただし当初から塗装仕上げであったクモハ501 - 520は対象外。
  21. ^ サハ1501 - 1510のみ。
  22. ^ 同社保有車両が事故で被災して運用を離脱し、車両不足に陥ったことによる貸与であった。その後529編成は同年10月に正式譲渡され、同社1000系第5編成となった。


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