20 m車へ統一、形式再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 06:48 UTC 版)
「西武501系電車」の記事における「20 m車へ統一、形式再編」の解説
前述のように501 - 519編成はモハが17 m級車体であったことから、これを521編成以降と同様20 m級車体のモハを新製して置き換えることとなり、1958年(昭和33年)8月よりモハ501 - 520(2代)が順次新製されて編成替えが行われた。 代替新製された20両の電動車は後期車であるモハ521 - 530とほぼ同一仕様とされたが、屋根がビニール張りから塗装仕上げに変更されて外観に差異が生じたほか、主要機器を初代から流用した関係で一部の車両は台車が異なる。 また、これら代替新製された電動車に組み込まれることとなったサハ1501 - 1520は半鋼製車であり、床面高さが全鋼製車と異なっていたことから、編成替えに際して連結面貫通路の広幅化のほか、貫通路高さの調整を施工している。加えて、サハ1521 - 1530同様にCPおよびMGが新たに搭載され、仕様の統一が図られた。 こうして本系列は20 m車で統一されたが、初期車と後期車では車体断面形状や床面高さ・側面窓形状等に差異を有することから、混結編成の501 - 520編成と後期車のみで編成された521 - 530編成を比較すると、編成美という観点では前者は一段見劣りするものであった。また、冒頭で述べた通り20 m車で統一されて以降の本系列は501系(2代)とも称される。 なお、連結相手のサハと主要機器・車番をモハ501 - 520(2代)に提供したモハ501 - 520(初代)は、モハ311形等から捻出したMT15系主電動機およびCS5制御器を搭載してモハ411形(初代)411 - 420と改称・改番された。 モハ411形(初代)と改称・改番されて以降のモハ501 - 520(初代)の動向については西武351系電車項目を参照されたい。
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