空気ばね台車の採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 06:48 UTC 版)
「西武501系電車」の記事における「空気ばね台車の採用」の解説
西武では1959年(昭和34年)2月より、401系(初代)モハ401・402においてTR25台車の枕ばねを空気ばねに改造した試作台車の実用試験を実施し、その実績を反映する形で本系列のモハが装備するTR25・25A台車の空気ばね化改造が1961年(昭和36年)から開始された。 改造内容はTR25・25A台車に装備されている枕ばね(4連板ばね)を撤去し、当該部分にベローズ式空気ばねを設置するもので、同時にボルスタアンカーも新設された。なお、この台車改造に際してはモハの一部で台車の振り替えが実施され、さらに予備品のDT13に同様の改造を施工して装備したものや、401系(初代)の廃車に伴って発生した台車を流用したものもあり、最終的に各車の装備する台車は以下の通りとなった。 台車一覧 台車形式 車番 梅鉢TR25A改 モハ501 - 510 TR25改 モハ513 - 515 DT13改 モハ511・512・516・517 TR22 モハ518 - 530 これら台車改造は乗り心地の大幅な改善に寄与し、401系(初代)を例外とすれば、1967年(昭和42年)から新製された801系の登場まで唯一の空気ばね台車を装備した車両であった。また、空気ばね台車を装備した車両は側面中央部の戸閉表示灯直下に空気ばね故障知らせ灯が追加され、外観上の特徴となっていた。
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