空気を帯電させるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 19:17 UTC 版)
「チャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソン」の記事における「空気を帯電させるもの」の解説
ウィルソンの師であるトムソンは1895年以来、帯電した水滴の成長に関する理論的研究を行っていて、帯電した水滴は表面からの蒸発が減り、帯電していなければ蒸発して消えてしまうはずの水滴が成長できることを、ウィルソンも知っていた。ウィルソンは1896年3月に塵を含まない空気にX線を照射し、それを膨張させると濃い霧が生じるのを見いだした。1896年にウィルソンの師のトムソンと同僚のラザフォードはX線を当てた気体にはイオンが生じていることを発見した。ウィルソンも塵でない凝結核は大気中のイオンであると考えた。しかしウィルソンにとって謎となったのは「どうして大気イオンは何度でも再生するのか」という問題であった。
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