製作費と興行成績とは? わかりやすく解説

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製作費と興行成績

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 19:03 UTC 版)

極道の妻たち」の記事における「製作費と興行成績」の解説

東映1982年の『鬼龍院花子の生涯』のヒット女性任侠ものの手応え掴んだことから、同年の『制覇』で本格的な任侠映画復活させた。『制覇』は配収7億円を上げて成功し1983年任侠映画製作されなかったが、1984年の『修羅の群れ』は6億5千万円の配収上げ成功したが、1985年の『最後の博徒』が配収4億5千万円に留まり原価回収できなかった。『極道の妻たち』は総製作費7億円、総原価5億8千万円。配収6億円以上上げないと成功したと言えなかった。封切直前の『キネマ旬報』の興行予想では「激烈な暴力抗争銃後で、極道の妻たちはどう戦い、どう生きているかにスポットをあてた切り口ユニークだが、その切り口をどこまで一般に売り込むことができるか。年内最終番組正月興行前)という時期良くないし、キャスティング面などを考えると興行厳しい」などと予想していた。 一作目は配収8億円、二作目極道の妻たちII』(1987年配収6億円、三作目『極道の妻たち 三代目姐』(1989年配収5億円5千万、四作目極道の妻たち 最後の戦い』(1990年配収5億円。当時配収5億をコンスタントに稼ぐ映画は大変で、東映自社製作作品ドル箱シリーズになった第一作公開前に興行不安を予想したキネマ旬報』も五作目の公開前に東映得意のヤクザ映画が、女性時代にふさわしい形で再生しなおかつそこに不良性感度カタルシス堅持して、映画、ビデオ両面安定した人気獲得している。原作者といい、出演者としい、女性前面出て男社会ぶつかっていく姿勢受けている。"最後の戦い"の後に"新"がくるという例によってシリーズもののいいかげんさは愛嬌としても、このシリーズまだまだいける。『新・新極道の妻たち』も間違いなく製作される予見しておこう」などと評した一作目の大ヒット以降少しずつ興行成績落ち、7作目あたりで1作目半分程度成績だった。しかしそれと反比例してテレビ放映時の視聴率高く一作目が1989年4月1日フジテレビ系放映東京23%、大阪30.1%。二作目1990年4月25日TBS系放映東京22%、大阪23.5%。三作1990年10月5日フジテレビ系放映東京20.3%。四作目の『極道の妻たち 最後の戦い』は、1991年10月11日フジテレビ系放映され25.9%を記録し日本テレビ地上波初放送推定28億円という高額獲得したE.T.初放送裏番組勝利した(23.5%)。ビデオ東映劇場公開映画では当時一番のヒット商品で、ビデオ売上げ配収の2倍になった一作目のビデオ販売32,465本(1990年2月まで。以下同じ)、二作目ビデオ販売50,485本、三作目のビデオ販売69,230本。『極道の妻たち』のビデオ価格分からないが、1980年後半ビデオ価格は、90120分の邦画劇映画で、1万2千円から1万6千円くらいの間。5万売れると6億5千万円ぐらいの売り上げになり、劇場での配収凌ぐ1作目から7作目新極道の妻たち 惚れたら地獄』(1994年)までの配収ビデオTVシリーズを含む総収入は100億円を超えた二次使用でも大きな力を持つシリーズだった。 1993年暮れ東映社内会議で、岡田茂会長が、興行不振が続く「ヤクザ映画やめよう」とヤクザ映画撤退指示したが、好調の『極妻シリーズだけは残すと公表した

※この「製作費と興行成績」の解説は、「極道の妻たち」の解説の一部です。
「製作費と興行成績」を含む「極道の妻たち」の記事については、「極道の妻たち」の概要を参照ください。

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