菓子店関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 06:46 UTC 版)
外崎浩一郎(とざき こういちろう) 銀座の名店「獅子屋」の社長。冬実の父。妻(冬実の母)とはすでに離婚。 「満月堂」の月岡光子とは知り合いで、かつて18歳のときの光子に求婚し、断られている。まだ光子に対しては未練が残っているようである。しかしビジネスと私情は分けており、冬実が満月堂で花嫁修業をしている際にスイーツ展で出す新作和菓子を探らせている。 外崎冬実(とざき ふゆみ) 浩一郎の娘。一ツ橋流の弟子。 一ツ橋流の家元が「獅子屋」でなく「満月堂」を贔屓にしていることから、奈津を「あんどーなつ」と呼び敵意を抱いている。容姿は美人でスタイルも良いが、社長令嬢とだけあって性格は陰湿かつ自己中心的。性格と容姿は離婚により別れた母に似ている(浩一郎談)。髪型が登場の度に異なるのが特徴。 お菓子を家元に届けにきた奈津を嵌めようとした。その後も「満月堂」から一ツ橋流御用達の看板を奪うことを父ともども画策するが、奈津からは悪印象を持たれていない。 後にボビーに惚れて、婚約するまでに至る。ボビーとカップルになってからは、若干陰湿な部分が無くなった。 秋山伊兵衛(あきやま いへえ) 「獅子屋」の和菓子職人。「江戸和菓子老舗展」にて「満月堂」から一ツ橋流御用達の看板を奪うための刺客として差し向けられる。 老舗展にて「満月堂」の評判を落とすため、奈津の知識や技量の無さを客の前で指摘するが、奈津の素直さや潔さを評価し、職人としての成長を期待しているようである。近江屋百貨店の催事でお茶の銘柄を調べていなかった奈津に厳しい視線を送るが、その後冷茶を用意し他店舗に分けた際には認める。 梅吉とは知り合いで、若い頃に「満月堂」の先々代に教えを乞いに来たことがある。その際、梅吉が1ヶ月掛けて覚えたことをたった3日で身に付けており、和菓子作りに関して天才であることが窺える。 黒井 獅子屋の和菓子職人。30代前半くらいの女性。催事では常に秋山の補佐役をしている。 人形町・鶴亀堂 葛饅頭の名店。店主夫婦は高齢で後継者はおらず、他店の和菓子職人が技を盗みに来てもすぐ見破って追い返してしまう。奈津が店に来た時も職人だと見破るが、奈津の職人としての姿勢を気に入り秘伝の技を伝授する。店じまいした際には奈津に葛饅頭の盃を譲る。 赤坂・弁慶堂 満月堂とともに一ツ橋流御用達の菓子舗で、太一が若い頃修行していた。近江屋百貨店の催事で冷茶を分けてもらった店の一つ。菓子大博覧会の工芸菓子東京予選で優勝。家元継承40周年茶事の菓子コンペにも参加。 金沢・加州梅鉢 金沢一ツ橋流御用達の菓子舗で、家元継承40周年茶事の菓子コンペに参加。奈津にお菓子の地域性を最初に教えたのはここの職人の前田である。 京都・菓子司若狭薮 京都一ツ橋流御用達の菓子舗で、家元継承40周年茶事の菓子コンペに参加。コンペで奈津を気に入り、うちで修行するよう誘うが断られる。 今岡 源月堂の職人。一光や職長も認める腕利きの職人。一光は一時期美鈴の婿候補に考えていたが美鈴が断った。そのため、婿候補として源月堂に入った竹蔵を快く思っていない。 松井 源月堂の職長。 大園珠子(おおぞの たまこ) おはぎで人気の大阪・えびす屋の女将。えびす屋のおはぎは珠子の夫が東京に旅行した際、満月堂で食べたおはぎを気に入り味を盗んだものである。夫が亡くなった後店を守るために、満月堂におはぎの作り方を習いに短期間だが弟子入りする。奈津が初めて和菓子作りを教えた人物。 小田原・満月堂 昭和初期に満月堂から暖簾分けされた。店主の松木は若い頃に源月堂で修行した。 福井・梅鉢 福井で一番大きい菓子舗。 福井・あまのや 満月堂のように町の中にある小さな和菓子舗。奈津が満月堂を辞職し福井に戻った際、奈津を雇う。店主の甘野は奈津の人柄を見込んで、今まで父子相伝だった餡の作り方を伝授する。しかし光子があまのやへ迎えに来た際には、奈津に満月堂へ帰るよう諭す。 湯河原・湯けむり屋 観光協会が店主の湯谷に町おこしの新作和菓子を頼んでいる時にあやめ、奈津と知り合い、二人の手を借りて新作和菓子を完成させる。
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