脚本&撮影とは? わかりやすく解説

脚本&撮影

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 21:01 UTC 版)

尼寺(秘)物語」の記事における「脚本&撮影」の解説

脚本クレジット西沢裕子は、テレビで売れていて、翁長孝雄プロデューサー連れて来た。監督中島が『大奥物語』のシナハンで、尼寺取材していたため、資料はたくさんあり、新たな取材必要なかった。 念願主演映画掴んだは「この世界入って5年目ですが、いざ主演となると気が重いです。でも飛躍できるいい機会ですから、頑張ります」などと話し、気の強いナーバスになっていた。「失敗した女優辞めます」などと宣言し黒染めの衣に純白頭巾被った尼さんスタイルで大ハッスル先輩三田佳子相手にレズシーンを演じたり、ナマグサ和尚若山富三郎手籠めされたり、およそ尼さんらしからぬご乱業ぶり。寒中の降る中、スタンドインなしで滝に打たれるシーン自身演じ難行苦行続きで、4キロ体重落とした中島監督は「破戒の生活を送る尼僧という心理的表現難し役どころだけに、ずいぶん研究しています」と役づくり評価した滝行シーン岡田から「脱がせろ」と指示されていたが、俊藤浩滋の娘を脱がせられるわけがなく、また寄りの画は温水使った中島話している。 万里小路秀英演じ三田佳子は、かつては佐久間良子と並ぶ東映看板女優称されたが、一本60万円、年6本の契約という安いギャラが不満でごね続け、「ヤクザものの男性映画が幅を利かし作品恵まれない」、「愛欲ものはイヤ」などと、東映企画貧困訴え1967年3月東映退社した。この退社劇に三田の元マネージャーで、東映のレジェンド・マキノ満男の息子マキノ公哉(マキノ晴光)創芸企画代表が関わっていたことから、東映首脳も手が出しにくく、円満退社の形での東映退社になった。一旦フリーになった後、創芸企画入りし、同社マネジメント担当した松竹日活テレビにも出演したが、東映時代精彩見られず、松竹『夜のひとで』でトラブル起こして各社敬遠し映画界干されるのではと噂され第二山本富士子になるとも言われたが、一転NHK大河ドラマ竜馬がゆく』に起用決めて持ち直した。しかし同ドラマでの評判悪く挽回至らず。またマキノ社長との不倫騒動女性誌中心にマスメディア散々叩かれ1968年秋に創芸企画離れ同社退社してまたフリーになった。三田傷心でもともと細い体がさらに痩せ1968年年内休養宣言をしたが、袂は分けても東映幹部三田ファンが多いため、古巣東映救いの手差し伸べ2年ぶりに本作東映里帰りした。三田東映ハダカ路線抵抗した旗頭だっただけに"お色気シリーズ"で東映復帰とは、とマスメディアに皮肉られた。三田は「会社辞めたからダメになったと言われたくない」「『尼寺物語』は、美し詩情のある素晴らし作品。私の演じ秀英尊は、気位の高い超俗尼、単なるエロ映画誤解させないためにも、私の責任は重大と思っています」などと話し一人立ちして苦労重ねた成果認められたいと必死取り組んだ主演映画3年先輩にあたる三田としてもには負けたくないところだった。細い体がさらに痩せた三田は、純白の衣を纏い尼僧ぶりはさすがに凄艶とともにスクリーンに只ならぬ妖気漂わせる。「変わったねえ」とスタッフに声をかけられると「私も逞しくなったでしょう。でも東映やっぱり懐かしいわ。よろしくね」などとソツなく応対した三田東映復帰希望したとされるが、復帰はしなかった。 大原麗子は脱ぐ約束現場に来たが、撮影時に「オッパイなんかペシャンコだし、絶対にハダカだけはイヤ」と、泣き出し、「うつ伏せシーンしか撮らない」という条件中島監督飲ませて背中だけ脱いだ背中だけでも大原脱いだニュースになり、取材に対して大原は「慣れたらとても気持ちいい赤ちゃんになった気分ネ」などと強がった。女優脱がせる役ばかりさせられ女性の裸を見ると胃が痛くなるという奇病発症した中島監督ではなく、他の厳し監督だったら脱がされていたかもしれない

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