第2期のストーリー
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「涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)」の記事における「第2期のストーリー」の解説
ストーリー構成 2006年の放送分に新エピソード(原作第2巻『涼宮ハルヒの溜息』、第3巻『涼宮ハルヒの退屈』・第5巻『涼宮ハルヒの暴走』の一部エピソード)を加えた全28話で構成されている。 放送順 2006年版の時系列順に新作エピソードを加える形式で放送された。全28話(うち新作が14話)。番組中に次回予告が存在していない上に、当時の『月刊ニュータイプ』等のアニメ雑誌において掲載される番組案内等で放送前にサブタイトルを公表しなかったため(放送日時と話数は発表された)、新作への期待とともに、どのような放送となるかという議論がネット上で活発に行われていた。 放送当時、新作が放送されるという告知は一切されなかったが、過去に放送された局で「再放送」の扱いにされておらず、放送開始当初に放送回数は全28話の予定で新作エピソードが含まれるという一部の放送局のコメントがあり、また第8話の放送直前にテレビ和歌山が番組表でサブタイトルを誤って掲載したことで新作への期待が高まり、ファンが最速で放送される地域のホテルに泊まりこむなど大きな話題となった。 第1期の回は、DVDに収録されているディレクターズ・カット版かつ、オープニングのクレジットをスタッフの変更により一部修正したものが放送された。 『エンドレスエイト』 第12話-19話にかけて放送された『エンドレスエイト』(原作では5巻「暴走」収載の短編)は、絵コンテ・演出・作画・アフレコおよび一部の台詞は異なるがほぼ同じストーリーを8週連続で放送するという異色の演出がなされた。 本作は、夏休みを文字通りエンドレスにループするというストーリー(ループもの)で、時間のループに気付かず終わるシークエンスに1話、ループに陥っていることに気付きつつも抜け出せないシークエンスに6話、ループから抜け出すことに成功したシークエンスに1話を用いている。当時は放送予定が明かされていなかったためインターネット上などで「いつ終わるのか」と話題となった。『エンドレスエイト』の演出は放送終了後もネットなどで様々な意見が出ている。 また、放送中の2009年7月19日にアメリカのボルチモアで行われたイベント「Otakon2009」にて、2006年版のシリーズ演出を務めた山本寛は日本国外のファンからの『エンドレスエイト』についての質問に「1年以上前から既にエンドレスエイトの複数話構成の話はあって、自分は反対した。自分が退社しなければこんなことにはならなかったと責任を感じている。製作委員会を代表して、この場でお詫びしたいと思います」などと回答し、「謝罪」した。山本は2007年に制作元請の京都アニメーションの子会社であるアニメーションDoを退社しており、2009年版の制作には企画の当初以外は携わっていない。このことに関して、京都アニメーションは、「わが社とは一切関係のない人です。」と回答している。 なお、みくる役の後藤邑子によると「これだけ毎週やっているから、見ている人もセリフを覚えてしまっているだろう」ということで、後半は役者のアドリブが増えていったという。また、台本などはほとんど同じだが毎回作画が変わっているため、例えばみくるが「未来に帰れなくなった」と泣くシーンでは、後藤は泣き方やセリフの口調などを画に合わせて全て変えている。 「笹の葉ラプソディ」の収録分(新・第1巻)まで好調だったDVDも、「エンドレスエイト」の収録分(新・第2巻以降)から大幅に売り上げを落としている。 『涼宮ハルヒの溜息』 『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』に繋がるエピソード『涼宮ハルヒの溜息』(全5話)は、登場人物の会話の途中でいきなり終了し、次回はその会話の続きからいきなり再開するという演出になっており、各回のオープニングとエンディングを除けば長編アニメをそのまま5分割したかのような構成になっている。
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