ラプソディとは? わかりやすく解説

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rhapsody

別表記:ラプソディ

「rhapsody」の意味・「rhapsody」とは

「rhapsody」は英語の単語で、主に音楽や詩に関連して使用される一般的には自由な形式情緒的な表現特徴とする作品を指す。具体的には、音楽では自由な構成情緒的な表現力を持つ楽曲指し、詩では感情的な表現豊かな詩を指す。

「rhapsody」の発音・読み方

「rhapsody」の発音は、IPA表記では /ˈræpsədi/ となる。IPAカタカナ読みでは「ラプソディ」となる。日本人発音するカタカナ英語では「ラプソディ」と読む。

「rhapsody」の定義を英語で解説

「rhapsody」は、Oxford English Dictionaryによれば、"An effusively enthusiastic or ecstatic expression of feeling"(感情熱狂的な、または恍惚とした表現)を意味するまた、音楽文脈では、"A one-movement work that is episodic yet integrated, free-flowing in structure, featuring a range of highly contrasted moods, colour and tonality"(一つ動き作品で、エピソード性がありながら統合され自由な流れ構造持ち、非常に対照的な気分色彩調性特徴とする)と定義される

「rhapsody」の類語

「rhapsody」の類語としては、「ode」、「sonnet」、「ballad」などがある。これらはすべて詩や音楽形式を指す言葉である。「ode」は、特定の主題対す讃歌指し、「sonnet」は特定の韻律を持つ14行の詩を指す。「ballad」は、物語を語る形式の詩や歌を指す。

「rhapsody」に関連する用語・表現

「rhapsody」に関連する用語としては、「symphony」、「concerto」、「sonata」などがある。これらはすべて音楽形式を指す言葉である。「symphony」は、複数楽章からなる大規模な管弦楽曲指し、「concerto」は、一つまたは複数独奏楽器オーケストラとの対話特徴とする楽曲を指す。「sonata」は、一つまたは複数楽器のための楽曲で、通常複数楽章からなる

「rhapsody」の例文

1. English: "The composer's new rhapsody was met with critical acclaim."(日本語訳作曲家新しいラプソディは評論家から絶賛された。)
2. English: "She expressed her feelings in a rhapsody of words."(日本語訳:彼女は言葉のラプソディで感情表現した。)
3. English: "The poem was a rhapsody of beautiful imagery."(日本語訳:その詩は美しイメージのラプソディだった。)
4. English: "The rhapsody was performed by a renowned orchestra."(日本語訳:そのラプソディは著名なオーケストラによって演奏された。)
5. English: "The rhapsody was filled with contrasting moods and tones."(日本語訳:そのラプソディは対照的な気分調子満たされていた。)
6. English: "The rhapsody was a free-flowing expression of the composer's emotions."(日本語訳:そのラプソディは作曲家感情自由な流れ表現だった。)
7. English: "The rhapsody was an effusive expression of joy."(日本語訳:そのラプソディは喜び熱狂的な表現だった。)
8. English: "The rhapsody was a musical journey through a range of emotions."(日本語訳:そのラプソディは様々な感情通じた音楽の旅だった。)
9. English: "The rhapsody was a testament to the composer's creativity."(日本語訳:そのラプソディは作曲家創造力の証だった。)
10. English: "The rhapsody was a celebration of the beauty of nature."(日本語訳:そのラプソディは自然の美しさ祝賀だった。)

ラプソディ

作者川上健一

収載図書風の仲間
出版社PHP研究所
刊行年月2008.4
シリーズ名PHP文庫


狂詩曲

(ラプソディ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 06:11 UTC 版)

狂詩曲(きょうしきょく)またはラプソディ: rhapsody: Rhapsodie: rhapsodie: rapsodia)は、自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲[1]であり、性格的小品の一種。異なる曲調をメドレーのようにつないだり、既成のメロディを引用したりすることが多い。

語源は、古代ギリシアラプソドス叙事詩を朗読する吟遊詩人の一種)が朗読する詩 "ῥαψῳδία" ( "rhapsōǐdia" 、ラプソディア)に由来し、これはギリシア語で「歌を一つに縫い合わせる」といった意味の "ῥαψῳδεῖν" ( "rhapsōidein" )と関連している。また昔の日本では、土地の民話を面白おかしく話す「狂詩」というジャンルが流行しており、これがラプソディアと類似していることからこれになぞらえて、日本ではラプソディに「狂詩曲」という訳がつけられた[2](なお、中国語では「狂想曲」と訳されているが、日本では「狂想曲」は「奇想曲(カプリッチョ)」の別称として使用されているため、ラプソディとは異なる)。

「ラプソディ」という単語は、16世紀頃までには叙事詩だけでなく詩集の一種としても使用されるようになったが、もっぱら文学のジャンルで使われていた「ラプソディ」を最初に音楽と結びつけたのは、ドイツ出身の詩人音楽家クリスティアン・フリードリヒ・ダニエル・シューバルト1786年に出版した "Musicalische Rhapsodien" といわれているが、これはピアノ伴奏付きの歌曲といくつかのピアノ独奏曲を寄せ集めて出版されたものであった[3]。純粋なピアノ独奏曲として初めて使用されたのは、ヤン・ヴァーツラフ・トマーシェクによる全15曲からなる作品であり、最初の作品は1810年に出版された[4]

代表的な作品

19世紀半ばにフランツ・リストが作曲した『ハンガリー狂詩曲』(全19曲)がおそらく最も大規模かつ有名な作品であり、後年の作品はそれに何らかの影響を受けたものと考えられる。また、1924年ジョージ・ガーシュウィンが作曲した『ラプソディ・イン・ブルー』は知名度が大変高く、ポピュラー音楽の分野にも影響を与えている。

※生年順

日本の楽曲

出典

  1. ^ 狂詩曲とは”. コトバンク. 2014年5月16日閲覧。
  2. ^ ラプソディ:起源は古代ギリシャの叙事詩の朗読。かつてはオリンピックの種目だった?”. Webマガジン「ONTOMO」. 2023年8月18日閲覧。
  3. ^ Rink 2001.
  4. ^ Randel 2003.

関連項目


「ラプソディ」の例文・使い方・用例・文例

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