第2期のシュルーズベリー伯爵とは? わかりやすく解説

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第2期のシュルーズベリー伯爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 09:22 UTC 版)

シュルーズベリー伯爵」の記事における「第2期のシュルーズベリー伯爵」の解説

1420年から百年戦争従軍してイングランド軍の指揮をとった第7代タルボット男爵英語版)・ブラックミアの第10代ストレンジ男爵ジョン・タルボット(1390頃–1453)が、1442年5月20日叙されたのが現在まで続く第2期のシュルーズベリー伯爵位の創設である。1444年イングランド帰国し1446年7月17日にはアイルランド貴族爵位ウォーターフォード伯爵にも叙せられている。1452年ガスコーニュ奪還のために遠征軍司令官として再度フランス赴いたが、カスティヨンの戦い敗死した。 その息子2代ジョン・タルボット(1413–1460)は、母モード・ネヴィルからファーニヴァル男爵英語版)を継承した薔薇戦争において1460年7月10日ノーサンプトンの戦い国王ヘンリー6世軍の側で戦ったためにヨーク派敗れて敗死した。 その孫の4代ジョージ・タルボット英語版)(1468–1538)は、1506年から1538年にかけてテューダー朝ヘンリー7世ヘンリー8世王室家政長官英語版)を務めた1513年にはフランス侵攻軍に中将として従軍1520年金襴の陣にも出席した。 その孫の6代ジョージ・タルボット(1528–1590)は、ノーサンバーランド公ジョン・ダドリーによるジェーン・グレイ擁立に手を課した人物だったが、メアリー女王許しを乞う赦免された。エリザベス女王の下でも信任維持した1568年イングランド亡命してきた元スコットランド女王メアリー・ステュアート監視者1584年まで務めた1571年リドルフィ陰謀事件英語版)の際にはメアリー・ステュアート尋問にあたり、第4代ノーフォーク公トマス・ハワード裁判判事務めた1573年には軍務伯就任1586年10月バビントン事件英語版)ではメアリー・ステュアート裁判判事一人となっている。 その息子7代ギルバート・タルボット英語版)(1552–1616)は、襲爵前の1572年から1583年までダービーシャー選挙区英語版選出庶民院議員務め1589年繰上勅書で父存命にしてタルボット男爵継承して貴族院議員となっている。7代伯まで親から子への直系続いていたが、7代伯が生存している男子残さず死去したため、男系男子限定されるシュルーズベリー伯爵位とウォーターフォード伯爵位はその弟エドワード・タルボット(英語版)(1561–1617)が継承し議会招集令状英語版)によって創設され爵位(男子なき場合姉妹間に優劣がない女系継承が可能)であるタルボット男爵位・ブラックミアのストレンジ男爵位・ファーニヴァル男爵位は、7代伯に女子が3人あったことから保持者不在(abeyant)になっている8代伯も襲爵前の1586年から1587年にかけてノーサンバーランド選挙区英語版選出庶民院議員務めている 8代伯が子供なく死去する2代伯に遡って分流であるジョージ・タルボット英語版)(1567–1630)が9代伯を継承した。9代伯も子供なく死去したため、甥にあたるジョン・タルボット英語版)(1601–1654)が10代伯を継承した。 その孫である12代伯チャールズ・タルボット(1660–1718)は、名誉革命後の政界ホイッグ党、のちトーリー党の有力政治家として活躍し1694年にはシュルーズベリー公爵叙せられたが、子供がなかったため、この公爵位は一代絶えている。一方シュルーズベリー伯爵位は従兄弟ギルバート・タルボット(1673–1743)に継承された(13代伯)。13代伯以降男子のない当主続き伯父から甥への継承続いた18代伯は、2代伯の孫ジョン・タルボット英語版)からの分流第3タルボット伯爵ヘンリー・チェットウィンド=タルボット英語版)(1803–1868)が継承したため、以降タルボット伯爵位(及びその従属爵位インガスター子爵位とタルボット男爵位)も併せて継承するようになった以降2016年現在まで18代伯の直系続いている。2016年現在当主22シュルーズベリー伯チャールズ・チェットウィンド=タルボット英語版)(1952-)である。 一族本邸宅は1924年まではアルトン・タワー(英語版)だったが、それ以降はスタッフォードシャーキングストン(英語版)にあるウェンフィールド・ホールである。紋章刻まれるモットーは"Prest d'Accomplir"(Ready to accomplish, いつでも成し遂げることができる)。

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