神霊騎士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 21:42 UTC 版)
「VS騎士ラムネ&40炎」の記事における「神霊騎士」の解説
リアル等身のスーパーロボット。デフォルメロボが主体だった前作と異なる。ドキドキスペースが滅ぶ直前の超未来の世界にあるオルガン時空研究所「次元の狭間の神殿」から時空ゲートを超えて召喚される。仮想世界「VSフィールド」でも召喚可能なのは、VSフィールドで戦うことになるとあらかじめ知っていたオルガンがそのように作ったため。 伝説では大邪神アブラームを封印した騎士となっているが事実とは異なっており、初代ラムネスがゴブーリキ戦後、キングスカッシャーから乗り換えてアブラーム封印に使ったと言い伝えられていたが、実際はオルガンが3代目ラムネスたちの為につくった「自分が作った神霊騎士」をみて作った3体の神霊騎士のコピー。 コミック版では神霊騎士に「ラムネス・スピリッツ」というルビが振られている。 カイゼルファイヤー オルガンが大邪神アブラームを倒す為に次元の狭間の神殿で作った近距離戦用神霊騎士・炎霊皇帝。PQの口に黄金のCD-ROMを入れて召喚する。コクピットは複座で下は操縦でラムネードが担当、上は武器操作でダ・サイダーが行うが、席が入れ替わることも多い。 設計段階からオルガンの手により3代目ラムネス(馬場ラムネード)のDNAが登録してあるため、3代目ラムネス以外には召喚不可能(精神が入れ替わった時は、ラムネスの肉体を持つダ・サイダーが召喚できた)。 ゴッドブラーム戦で斬りおとされた腕や足の断面は骨や筋肉を思わせる有機的なパーツが露出している。オイル(?)の色は緑。ゴッドブラームを、満身創痍になりながらも倒すが、その結果"初代ラムネスの肉体"という牢獄からアブラームを開放することとなり、完全復活したアブラームによって完膚なきまでに破壊され爆散する(この際、装甲を全て吹き飛ばされ、素体をむき出しにされた)。前作のキングスカッシャーと異なり、最初から負ける運命が決まっていた。 右肩の伸縮自在な剣「カイゼルファイブレード」が主武装。必殺技は、炎の神霊の力を操りフェニックスをぶつけて敵を粉砕する「カイゼルファイブレード」。なお、カイゼルファイブレード発動時はナイフの刀身が伸びて剣になることから、ブレードと名前が付いている。ゴッドブラーム戦では、描写が異なり、フェニックスをぶつけずに、カイゼルファイヤー自身が炎を纏って突撃している。またオルガンの設計思想によりラムネスしか使用することができない。 左腕には弓が装備されており、第15話ではVSフィールドで手に入れた「ダイヤモンドアロー」を使用。 召喚時:(PQがCDーROMを飲み込み、[NOW LOADING][...0101011...][SET UP]表示後)「カイゼルファイヤー!」と叫ぶ事で召喚される。 コミック版では、究極邪霊騎士トライアングラントとの戦いで大破。自己修復と共にカイゼルファイアーNEOに進化した。NEOの搭乗者はダ・サイダーと2代目ラムネス。その際の必殺技はロイヤルファイブレード。 グラフサンダー オルガンが大邪神アブラームを倒す為に次元の狭間の神殿で作った中距離戦用神霊騎士・雷霊伯爵。召喚は勇者の紋章が描かれた印籠で行う。ミト、カク、スケが搭乗。メインパイロットはミト。「大地の王」「大地の王者」などと冠される。 必殺技は、両腕の盾から伸ばしたワイヤーが、大地の力と共鳴し稲妻のヒョウとなって敵に突き刺さる「グランボルトクラッシュ」と、両腕を天に掲げ雷をボディに蓄積しそのエネルギーを敵に向かって一気に放出する「サンダーボルトフラッシュ」。 召喚時:(印篭を掲げて)「雄々しくも凛々しい大地の王者よ、我が声に答えよ!大いなる力を以って、地にはびこる悪を塵と成せ!グラフサンダー!」と叫ぶ事で召喚される。 ウォーターバロン オルガンが大邪神アブラームを倒す為に次元の狭間の神殿で作った遠距離戦用神霊騎士・水霊男爵。召喚はドラム達に内蔵された「乙女回路X」で行う。ドラム、チェロ、トランペットが搭乗。氷の伝説では「人間と似て非なるモノ達が心を通わすとき神霊騎士ウォーターバロンは復活する」とされている。 必殺技は、両手で水流の渦を出現させ、渦が弾けると同時にドラゴン型の水柱が飛び出す「バロンウォーターアタック」と、頭や腕から針状に飛ばしマシンガンの様に乱射する「ウォーターニードルガン」、手の甲から発射した水を高速回転しながら飛ばす「水手裏剣」。 コミック版では究極邪霊騎士トライアングラントとの戦いの後、ドラムたちを特に危険視するアブラームの命を受けたドン・ジェノサイによって、ウォーターバロンは捕らえられ回路を侵食されて動作不能になるが、チェロとトランペットが身を犠牲にし、ドラムの乙女回路とウォーターバロンの擬似生命装置のスペアとしての役割を果たしたことで回復。アブラームとの戦いでは、ドラム単身でウォーターバロンを操縦した。
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