皇帝の家族や妃達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 16:56 UTC 版)
「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」の記事における「皇帝の家族や妃達」の解説
スレイマン1世 登場シーズン:1-4 演 - ハリット・エルゲンチュ オスマン帝国の第10代スルタン(皇帝)。 史実ではモハーチの戦いや、第一次ウィーン包囲などを敢行してオスマン帝国の最盛期を創出する。 劇中では、道楽好きで女性からの誘惑に弱い人物として描かれる。ヒュッレムの美貌に見とれ、最終的には彼女と法的な結婚をするにまで至る。 シーズン1-2後半までは華々しい遠征の勝利や的確な判断で公正なる政治を行う名君として描かれるが、シーズン3後半からシーズン4は身内の苦悩や皇帝としての使命、持病に悩まされる。 最終的に1566年、ハンガリーのスィゲトヴァールに遠征するためトプカプ宮殿を出たが、二度と戻らずにスィゲトヴァールで陣没する。今際の時に聞こえた言葉はイブラヒムの声であった。 ヒュッレム 登場シーズン:1-4 演 - メルイェム・ウゼルリ / ヴァーヒデ・ペルチン ルテニア人の女奴隷で貧しい司祭の娘。 クリミア・タタール人に捕まり、友人のマリア(ギュルニハル)と共にオスマン帝国へ売られる。ハレム入り後は、その美貌で皇帝スレイマンを我が物にし、最終的にはスレイマンと法的な結婚をして、ハセキ・スルタン(皇后)にまで上り詰める。 シーズン1-2まではヒュッレムが後宮の支配者になるまでの過程が描かれ、シーズン3-4前半はスレイマンの妹たちとの争い、そしてシーズン4後半は自身の息子を皇帝にするべく様々な策を張り巡らせていくことになる。 史実では、ロクセラーナ(ロシア人の女)と呼ばれ、スレイマンと法的な結婚をして史上初めてオスマン帝国の正式な皇后となる。後世のハレムの人々が政治に口を出す原因を作り出した。 母后 ハフサ・アイシェ 登場シーズン : 1-2 演 - ネバハット・チェフレ クリミア・ハン国君主ギレイの娘。 オスマン帝国第9代皇帝セリム1世の元に嫁ぎ、スレイマンを産む。劇中では、ハレムの秩序維持を最優先にし、争い事は望まないため、事件は闇に葬ろうとする。主にマヒデブランと手を組み、ヒュッレムをハレムから追い出そうとする。 劇中でも史実通り、1534年に没し、彼女の死によってヒュッレムを止められる人物はいなくなる。 マヒデブラン 登場シーズン:1-4 演 - ヌル・フェタホール スレイマンの第二夫人。 マニサ赴任時代のスレイマンの寵妃で、スレイマンとの間に皇子ムスタファを授かる。しかしヒュッレムの出現により、スレイマンの愛はヒュッレムに移ってしまう。それでも皇子の母親として唯一の地位を持っていたものの、メフメトを出産したヒュッレムによってその地位もなくなる。 最終的にはスレイマンの不興を買ってしまい、息子と共にマニサへ赴任する。 シーズン1-3は主にトプカプ宮殿でヒュッレムに対抗するためにスレイマンの妹たちと手を組んで様々な策を講じていく。シーズン3後半からシーズン4にかけてはムスタファを次の皇帝にすべくマニサ(後にアマスィヤ)にて尽力する。 シーズン4後半においてムスタファが粛清されると自殺しようとするが思いとどまり、ブルサにて亡きムスタファのために祈り続ける生活を送り、スレイマン、ヒュッレム2人の死を見届けた。 史実では、ほぼ劇中通りだが、ヒュッレムに暴行を加えたという事実はない。 ハティジェ・スルタン 登場シーズン : 1-3 演 - セルマ・エルゲンチュ スレイマンの妹で皇女。 イブラヒムに恋をしており、彼とは両思いだがお互い気持ちを伝えられずにいる。その事を知っているのはギュルフェムだけだったが、ヒュッレムに感づかれる。ヒュッレムとマヒデブランの対立に嫌気がさし、時には皇女としての威厳を見せるが、マヒデブランがヒュッレムに毒を盛ったこともあり、次第にヒュッレムの味方をするようになる。 イブラヒムとは色々あった末に結ばれるが流産や子供の死など悲惨な運命を辿る。 シーズン2からは性格に変化が見られ、感情の上下が激しくなり、イブラヒムとの関係も拗れてしまう。そしてシーズン3にてイブラヒムが粛清されると、マヒデブラン達と手を組んでヒュッレム排除のために行動する。 ギュルフェム・ハートゥン 登場シーズン:1-4 演 - セレン・オズテュルク スレイマンの第一夫人。 1521年時点(劇中におけるシーズン1)ではもはやスレイマンからの寵愛はなく、ハティジェ皇女のよき理解者、相談相手となっている。 ハティジェとイブラヒムの恋を陰ながら支える。 ハティジェ、マヒデブランとヒュッレムのハレムでの権力闘争には積極的に加担しなかった為、ヒュッレムからはある一定の信頼を得ている。 シーズン3-4ではスレイマンの良き理解者として支え、ヒュッレムとの関係も良好なものとなっている。しかしシーズン4にて徐々に溜まっていた怒りが暴発し、悲惨な運命を辿る。 ベイハン・スルタン 登場シーズン:1-3 演 - Pınar Çağlar Gençtürk スレイマンの妹でハティジェの姉。 シーズン1序盤にて悪徳を働いていた夫を兄スレイマンによって粛清され、スレイマンに対して激しく怒り、『あなたはもう兄ではない。』と言い放ち、スレイマンとの関係は最悪なものになった。 しかしシーズン3にてハティジェとイブラヒムの関係を修復するために尽力し、自身もスレイマンと和解に至った。 シャー・スルタン 登場シーズン:3-4 演 - Deniz Çakır スレイマンの妹でハティジェの姉。 シーズン3にて登場し、同シーズンにおけるヒュッレム最大の敵として立ちはだかる。 ハティジェ、マヒデブランと手を組んでヒュッレムに対して数々の罠を仕掛け、幾度にわたり窮地に落とすものの、自身もヒュッレムの罠に嵌ったり、予想外のことが起きると大きく取り乱す。 ファーリエを初めとする刺客を何度かヒュッレムに送ったものの、最終的にヒュッレムの娘であるミフリマーフにの策に嵌って帝都から去った。 ファトマ・スルタン 登場シーズン:4 演 - Meltem Cumbul スレイマンの妹。 シーズン4におけるヒュッレム最後の敵。 ハティジェとイブラヒムの子であるフーリジハンを連れて帝都イスタンブールに現れる。 常に笑顔を絶やさない不気味な人物で、姉妹であるシャー・スルタンとまったく逆の性格をしている。 シーズン4後半においてヒュッレムに対して刺客を送り込み、それを知ったスレイマンによって宮殿から追放される。
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