発掘調査と遺構・遺物とは? わかりやすく解説

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発掘調査と遺構・遺物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 16:10 UTC 版)

酒呑場遺跡」の記事における「発掘調査と遺構・遺物」の解説

酒呑場遺跡1950年昭和25年)に建設され山梨県酪農試験場敷地内にあり、1994年平成6年)には施設増改築に際して発掘調査が行われる。以来1995年第二次調査1996年には第三次調査2001年には屎尿発行施設建設に際して第四次調査が行われる。 4次にわたる発掘調査で、縄文時代遺構では住居跡220軒、土坑が5850基検出されている。遺物土器石器類主体であるが、ほかに装身具用いられヒスイ大珠が原石加工用いたハンマーとともに出土している。 また、古墳時代前期住居跡15軒、掘立柱建物跡5棟、中近世の溝2条検出されているほか、平安時代遺物わずかに見られる縄文時代集落中央高地関東地方広域的な集落変革見られ、諸磯b式期にはじまり環状集落五領ヶ台式期から井戸尻式期を経て曽利式期に至る3つの時期があり、以降拠点集落長坂上条遺跡へ移る。 2013年出土品のうち土器・土製品463点、石器石製品220点が国の重要文化財指定された。

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発掘調査と遺構・遺物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 23:27 UTC 版)

大丸山古墳」の記事における「発掘調査と遺構・遺物」の解説

1920年昭和4年)に地元民により発見される全長99メートル後円部49メートル主軸東西方向で、前方西向き戦後1970年昭和45年)に『中道町史』編纂に際して調査が行われ、1976年昭和51年)には山梨県教育委員会による墳丘測量が行われた。 墳丘自然地形の上造成され、東西方向主軸並行する主体部上下二段構成で、長さ2.2メートル、幅0.8メートル組合式石棺石上に、割石小口積み竪穴式石室構築され特異な形態であり、京都府向日市向日妙法山古墳との類似指摘されている。 細部調査行われておらず、墳丘上の埴輪葺石確認されていない石棺内部朱塗され、成人男女2体の遺骸とともに銅鏡農具・玉・武器武具などの遺物副葬品)が出土した。ただし「男女2体」と報告され被葬者本当に男女であるかは良くわかっていない。 石室下段からは岐阜県岐阜市打越古墳静岡県磐田市寺谷銚子塚古墳と同笵(どうはん)関係を持つ三角縁日月文帯三神鏡、環状神獣鏡変形獣形鏡、八禽鏡が、石棺内からは全体磨かれ花崗岩製で表面付着した石枕管玉などが発見された。出土した石枕は、長さ70センチメートル円柱形に頭を乗せる窪みを2ヶ所付けた珍しい形状だった。 ほか、農工具類では上段竪穴式石室内からは渡来系工人の作と考えられている細工施され鉄製柄付手斧木質跡や布が付着した跡が見られる短冊形鉄斧、有袋形鉄斧25点の鉋、鑿、鋸、刀子木質跡のある鉄鎌が、武器類では鉄剣鉄刀短甲出土している。大丸山古墳から出土した短甲は「竪矧板皮綴短甲」と呼ばれる17鉄板綴じられ鉄製短甲で、大丸山古墳以外では大阪府紫金山古墳岡山県の奥の前1号墳からの出土事例知られる出土遺物多く東京国立博物館所蔵されている。

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