犯罪捕獲人互助組合(クライム・ハンターズ・ギルド)
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「ハンター・キャッツ」の記事における「犯罪捕獲人互助組合(クライム・ハンターズ・ギルド)」の解説
作中の世界では、国による警察業務は国家警察レベルのみを残し、地方警察は民営化されている。これによって検挙率も低下し、犯罪者を捕獲もしくは「処分」した者に賞金を支払う《賞金首制度》が施行されている。その賞金を得ることを生業とする「賞金稼ぎ」同士の相互扶助の為に設立された組織。警察に準じる規模を誇り、組合ビルには屋上ヘリポートや遺体安置室などが存在する。新規に賞金が掛けられた、または賞金額がUPした重犯罪者などは「入札」を行って捜査・捕獲の優先権を決めている他、成績の良い(または装備・人員が充実している)「大手」に優先して権利が斡旋されるが、特殊な事例の場合は組合側からハンターを指名することもある。 顔役 犯罪捕獲人互助組合の責任者。初老の男性。個人的にキャッツのような変わり種(マイナー)ハンターが好きで、何かと気にかけている。 具麗寺華留奈(ぐれいじ かるな) 具麗寺財閥の令嬢にして、道楽で「具麗寺ハンターズ・オフィス」を営む女性。巨大飛行船事務所や私設軍隊級の実戦部隊を有し、これらを全て自費でまかなっている。 その目的は「合法的に人間を狩ること」と公言しており、「クレイジー・お嬢」のあだ名で呼ばれる。過剰なまでの貴族趣味に加え、狙った獲物を情報操作で賞金首に仕立て上げる、相場を無視した安値で賞金首の優先捕獲権を強引に落札する、捕獲した犯罪者の首のダミーをハンティング・トロフィーとして壁に展示するなど、噂の種には事欠かない。しかし採算度外視ゆえに高い犯罪者捕獲率を誇り、また前述どおり安値で仕事を引き受けることもギルドの経費削減につながっているため、ギルド内での発言力は大きい。 氷室幽也(ひむろ ゆうや) 古参にして一匹狼の賞金稼ぎでキャッツの後見人。折に触れてキャッツの3人娘を気にかけており、3人からも「兄」と慕われる。『シェリフ』から引き続き登場するキャラクターで、かつては無類の武装マニアで「人を撃ちたくて賞金稼ぎになった」と豪語してはばからない危険な男だった。本作中では負傷療養のため一時的に現役を退いている。 ハンター鬼堂(きどう) 氷室の紹介を受けてキャッツが見習いとして面倒を見る事になった双子。二人とも少年だが、本物の女性と見紛うほどの可愛らしいニューハーフ。極度の風呂好きでもある。超能力(テレパシーと幻術)を得意とし、また明ほどではないがコンピュータもそこそこに使える。なおテレパシー能力は血縁者間にしか作用しない。 (女子生徒として)学校に通う傍ら、しばらくキャッツの元で見習いをしていたが、「蒼き龍」の事件で「二代目ハンター鬼堂」として正式にデビューした。鬼堂ひとみ(きどう ひとみ) フリル系の服を好み、髪型もふわっとしたパーマをかけている。見た目はアイドル系の女の子。水系の幻術を得意とする。 鬼堂かおる(きどう かおる) ぴっちりしたスーツ系の格好を好む。髪型はワンレン。見た目はキャリアウーマン的な女の子。炎系の幻術を得意とする。 鬼堂支那虎(きどう しなとら) ひとみとかおるの父。山伏のような姿で妖の術を操る屈強な男性。氷室幽也の親友で、「ハンター鬼堂」の初代にあたる人物。犯罪者追跡中に逆襲に遭い殉職している。仕事のため一年中家を空けていたが、精神感応の力により親子仲は良好だった。しかし息子たちがどのように成長していたかは知らなかったとされている。 アレキサンダー・ライト 通称ハンター・神父。元米軍特殊部隊従軍神父(階級は少尉)。現在は日本の教会併設の孤児院「リトル・ボーイ」を運営しており、その資金繰りのため戦闘術を活かしてハンター稼業を始める。人当たりは良いが日常技能は絶無に等しく、度を越えたドジさを見せる。 斬馬組(ざんまぐみ) 荒っぽい仕事で有名な、巨漢3人組の古参ハンター・チーム。それぞれが、銃火器による攻撃・その弾丸類の補給・耐爆スーツでの防御を専門に担当し、チームワークにより高い戦闘能力を発揮する。
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