無性生殖器官とは? わかりやすく解説

無性生殖器官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/10 01:45 UTC 版)

ジルベルテラ」の記事における「無性生殖器官」の解説

胞子嚢柄は径19-33μm基質面から直接出て直立し先端未熟時には俯き成熟時には上を向く。通常枝分かれしないが、希に分枝出しいずれにせよ先端胞子嚢をつける。胞子嚢はほぼ球形で径45-170μm幼時には黄褐色から褐色で、成熟する暗褐色から黒になり、多く胞子を含む。胞子嚢の壁は上部表面にはガラス質見え小さな棘がある。これは酸化カルシウム含んでいる。この壁は成熟する縦方向にほぼ真っ二つ割れ、それによって胞子放出する胞子粘液包まれ出てくる。胞子嚢中央にある柱軸長め洋なし型長め卵形長め円錐形から円柱状でもっとも幅広いところで36-81μm表面滑らかで基部には多少とも襟がある。胞子嚢胞子球形から楕円形など、多少不規則な形をとり、大きさは7.6-11.4×6.4-8.9μm胞子嚢胞子表面にはかすかな縞模様があるとの報告もあるが、ほぼ滑らか。胞子両端には2-3本、最大7本の透明な毛状の付属物があり、その長さ24μm達する。 菌糸あちこち厚膜胞子作る厚膜胞子球形卵形などやや不規則な形をしており、淡褐色表面滑らか、大きさは11-32μm、あるいは15-29×10-16μm菌糸介在するように作られ単独に生じるが、時に2個、あるいはそれ以上連なって形成される

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無性生殖器官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 20:22 UTC 版)

ディコトモクラディウム」の記事における「無性生殖器官」の解説

無性生殖は単胞子性小胞子嚢よる。胞子形成柄は直立するか、斜めに立ち上がり、高さ1-2cm達し、その径は5-8ほど。透明か明る黄色呈し当初は無隔壁だが後に隔壁不規則に生じる。柄は単一か、あるいは不規則に仮軸状の分岐見せる。細胞壁厚くて表面細かな凹凸がある。この柄の上胞子形成部分2-18個ほどつける。この部分は柄の上ある程度一定の間隔置いて単独に、あるいは対をなし、あるいは輪生状に生じる。それらは横として出た後に短い間隔二叉分枝繰り返し、25-45×4-8.5の横混み合って胞子形成部を作り上げる胞子形成部は成熟時には灰色から茶褐色になり、その概形不規則な塊状からやや球形になり、その径は160-250達する。それを構成する菌糸分枝繰り返し、その多く先端伸張して不実突起となり、先端近く数個の横だけが胞子形成となる。不実長さ6-32基部太さ1-3胞子形成部の最後から二番目分枝には普通は1つ隔壁があり、最後分枝は径が1-3×3で、その先端が膨らんで球形からやや角張った膨らみとなって表面突起並べた頂嚢となり、その径は4-6表面には柄でつながった小胞子嚢6-8個ほど生じる。小胞子嚢の柄は長さ1-2先端向かってまっている。小胞子嚢卵形から楕円形長さ5-6、幅3.5-4.5無色からやや黄色く色づく表面の壁は薄くて小さな突起並んでいる。柱軸凹んでおり、径2胞子嚢胞子小胞子嚢大きさ、形共にほぼ同じで、表面の壁は薄くて滑らとなっている。 胞子形成部の一部 頂嚢と小胞子嚢発達前半 同・後半

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無性生殖器官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/20 22:42 UTC 版)

エダカビ」の記事における「無性生殖器官」の解説

分節胞子嚢柄の分枝には種によって若干違いがあり、例え第一第二分枝間が狭くて一見では四本同時に分かれて見える例もあり、それらは種の区分点の一つにも認められるまた、この柄に縦筋模様が出るものが多い。これは細胞壁部分的な肥厚よるもので、主軸枝分かれ基部に出ることが多く多くは柄の時間経過によって次第にはっきり出るようになる。 柄の先端での分節胞子嚢様子はいくつかの型がある。多くのものではその先端が膨らんで特有の頂端細胞(Head cell)を形成し、その表面分節胞子嚢生じる。胞子成熟した場合にはこの細胞脱落するものが多いが、脱落せずに残る種もある。脱落した場合にも、この細胞から発芽することはないようである。なお、頂端細胞の上分節胞子嚢配置にも種による特徴があり、たとえばその表面まんべんなく分布するもの、いくつかの隆起があって、それぞれの隆起の上配置するものなどがある。 全く頂端細胞を欠く種もある。P.indica は分枝の先が小枝状何度分かれ、それがすべて分節して胞子になる。もっともこの基部の一胞子頂端細胞見なし頂端細胞胞子になっているとの判断もある。P. benjamini では分枝した先が細かく分かれそれぞれの先端に単胞子分節胞子嚢がつく。 胞子嚢はたいていが棒状形成され次第内部分節生じてそれぞれ胞子となる。また、P. lepidula のようにまず下側胞子の形ができて、その上に出芽するように次の胞子の形ができ、その後胞子輪郭ができあがる例もある。単胞子分節胞子嚢をつける例もある。胞子嚢内の胞子の数は種ごとの特徴認められている。胞子成熟後、一つ頂端細胞の上生じた胞子丸まる一つ水滴収まって胞子滴を生じるもの、バラバラになって散布されるものがある。 なお、これらの胞子形成形質ハリサシカビ属見られるこの部分多様性共通する部分もあるが、異なる点もある。例えハリサシカビでは脱落性の頂嚢は見られないし、逆にいっさい頂嚢を欠くものもない。

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