無性人間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:16 UTC 版)
天下太平の異常な精子から生まれた、第三の性を持つ人類。大伴黒主は「ホモ・パイパニア」という学名をつけている。アリでいうところの働きアリに該当し、生殖能力を持たない。生殖器の形状についての具体的な説明はないが、男性・女性のどちらともはっきり異なっている。半陰陽とは異なる。
※この「無性人間」の解説は、「人間ども集まれ!」の解説の一部です。
「無性人間」を含む「人間ども集まれ!」の記事については、「人間ども集まれ!」の概要を参照ください。
無性人間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:16 UTC 版)
未来(みき) 天下太平の精子とリラの卵子から生まれた無性人間第一号。同世代の兄弟がいないため、他の無性人間と統一行動をとることはないが、両親の命令には忠実に行動する。幼い頃からその場に応じて男役と女役を使い分けてきたが、自己認識は男性寄りであるらしく、女性の姿で自分のことを太平の「息子」と呼ぶ場面がある。 リラ殺害の直後、太平から、リラのかたきを探しあてて皆殺しにするよう命令される。以後、その命令に忠実に従い、復讐のために行動することになる。 その後、東京で「山下治子」と名乗り、会員制バー「ぱいぱにあ」のマダムとなる一方、ひそかに無性人間のアジトを組織する。7年かけて黒滝英二郎を籠絡し、木座神がリラ殺害を依頼したことを聞き出し殺害。「史上最大の戦争ショー」に際しては、自ら男に変装して小笠原に潜入し、クーデターを指揮、無性人間のリーダーとして活動する。 九九九五四五二号 太平天国出身。男性型。人間に初めて本格的に逆らった無性人間。太平総統を表向き通りの独裁者だと信じている。総統執務室を襲撃して太平を脅迫し、日本へ脱出するための船を要求した。太平は異母兄である未来の存在を告げ、ひそかに作っていた脱出用ヨットを引き渡した。 その後、東京で未来にかくまわれていたが、「史上最大の戦争ショー」の交渉のために来日していた木座神を暗殺しようとして失敗、射殺される。 雑誌連載版では、その後、八崎教授の手術により、首だけが別の女性型無性人間の胴体とつなぎ合わされ復活。さらに、起性手術を受けて「九重」(ここのえ)と名を改め、男性となった未来と結婚することになる。 九九〇四一五一号 太平天国出身。女性型で保母役。顔立ちがリラに似ていたため、太平にひそかに愛されていた。それに嫉妬したリーチ夫人が爆殺を計画し、時限爆弾を手渡す。ところが、手違いから精子貯蔵庫が爆破されてしまう。大伴黒主は全責任を九九〇四一五一号に押しつけて処刑するとともに、それに抗議してきた無性人間のデモ隊300人あまりを全員殺害した。 ミンミン ベトナムとの国境に近いラオスの村で、孤児として育った女性型無性人間。田舎言葉を話す。セックスに無知で、太平に逢うまでは自分を普通の女性だと思い込んでいた。闇ルートで密輸出された精子から産まれたものらしいが、奴隷扱いされずにいた理由は不明。精神的には完全に女性で、太平を愛してしまい、自分が無性人間であるがゆえに太平と結ばれることがないことに悩んでいる。一方で太平以外のことについては関心が低く、戦争ショーのことを聞かされても全く関心を示さず、太平を呆れさせた。 体力・運動能力が非常に高い。 太平に頼まれ、戦争ショーの妨害工作のため、無性人間の工作隊を率いて父島に潜入しようとするが、工作隊は実弾演習に巻き込まれ全滅。一人だけ生き延びるが、重傷のため、すでに父島に潜入していた未来に看取られながら息を引き取った。
※この「無性人間」の解説は、「人間ども集まれ!」の解説の一部です。
「無性人間」を含む「人間ども集まれ!」の記事については、「人間ども集まれ!」の概要を参照ください。
- 無性人間のページへのリンク