無性世代
無性世代(アナモルフ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/08 01:12 UTC 版)
「カキノミタケ」の記事における「無性世代(アナモルフ)」の解説
子実体は分生子束の形態をとり、肉眼的には高さ1-5㎝程度の円錐状をなす。最も太い部分の径2-4㎜程度で、しばしば荒く分岐して鹿角状を呈し、表面はざらつき、初めはくすんだ黄色であるが成熟すると帯緑黄色からオリーブ灰色となり、無数の分生子を形成して粉状をなすに至る。 分生子束の主幹は、淡黄色で比較的太い無性菌糸の束からなり、その表面に分生子柄が密生する。分生子柄は長さ400μm程度、ときに短い枝を生じて二叉または三叉分岐し、菌糸は無色または淡黄褐色、少数の隔壁を有し、先端は僅かに膨らんで4-6本のメトレを形成する。メトレは比較的短く、僅かに樽状に膨らみ、その頂端に4-8本ずつフィアライドを着ける。フィアライドは上方に向かって細まったアンプル状をなし、先端から次々と分生子を押し出し、もつれ合った数珠状の分生子の連鎖を作る。分生子は楕円形から卵形または西洋ナシ形、厚壁で表面はほとんど平滑、かすかに黄色みを帯び、油滴などを含まない。
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