半陰陽とは? わかりやすく解説

はん‐いんよう〔‐インヤウ〕【半陰陽】

読み方:はんいんよう

染色体性腺性器などが男性型女性型のどちらか一方統一されていないか、またはあいまいな状態で、男女判定難しい状態。ふたなり。→性分化疾患


半陰陽 (hermaphroditism)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:46 UTC 版)

性分化疾患」の記事における「半陰陽 (hermaphroditism)」の解説

半陰陽もしくは両性具有(英: hermaphroditism)とは、19世紀病理学者のエドウィン・クレプス(en:Edwin Klebs)によって導入され解剖学的医学用語。 「真性半陰陽 (true hermaphroditism)」とは、卵巣精巣両方持ち卵巣精巣のいずれが優勢かによって男性女性特徴併せもった構造呈した状態を指す。 「男性仮性半陰陽 (male-pseudohermaphroditism)」は、性器精巣であるが、外性器女性器もしくは区別のつきにくい状態を指す。 「女性仮性半陰陽 (female-pseudohermaphroditism)」は、卵巣正常な女性内性器を持つが、外性器形成異常がある状態を指す。 その後医学発展において、例え女性仮性半陰陽大部分が、先天性副腎皮質過形成一部構成する疾病群であることが判明するなど、病態生理明らかになったり、1950年代以降可能となった染色体抽出によって明らかになっていった性染色体の数と構成が非典型的であることに伴う疾病群が、19世紀時点での解剖学的概念収まり切らなくなってきたことや、「半陰陽 (Hermaphroditus)」という用語が、完全な男性と完全な女性との両方併せ持つという誤解与えることから、特に患者間で問題視され、現在では用いられなくなりつつある[要出典]。

※この「半陰陽 (hermaphroditism)」の解説は、「性分化疾患」の解説の一部です。
「半陰陽 (hermaphroditism)」を含む「性分化疾患」の記事については、「性分化疾患」の概要を参照ください。

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