尿道下裂
尿道下裂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 05:08 UTC 版)
尿道下裂(にょうどうかれつ、英: Hypospadias)は男性胎児発育における陰茎の変異であり、尿道が陰茎尖端の通常位置とは異なる位置に開口する。欧米では男性生殖器系の先天性疾患としては2番目に多く、出生時の男児250人に1人が罹患しており[1]、軽症例を含めると、新生男児の最大4%に見られる[2]。日本では男児1,000~1,200人に1人程度である[3]。およそ90%の症例は、尿道口が亀頭近辺にある、それほど重篤ではない遠位性尿道下裂であり、残りの症例は近位性尿道下裂で、尿道口が陰茎軸の中部から根元、陰嚢付近、または陰嚢部にある。一般的に尿道口から亀頭の先端まで、尿道の発生原基である光沢のある組織(尿道板)が伸びている。
- 1 尿道下裂とは
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尿道下裂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:46 UTC 版)
男児の尿道口が陰茎の先端に位置していない状態。程度によっては立位排尿が困難になりうる。軽度のものは性分化疾患に分類されないが、尿道が陰嚢に位置しており陰茎の形状にも異常がみられるなどの、重度の形態のみ性分化疾患に分類される。外性器以外は通常の男性と変わらない機能を有するため、生殖能力は保たれる。
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