澤本家
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「グッドライフ〜ありがとう、パパ。さよなら〜」の記事における「澤本家」の解説
澤本 大地 (38) 演:反町隆史(幼少期:坂口湧久 第1・3・9話 / 乳児:森内優斗 第9話) 本作の主人公。産和新聞社に勤務する報道記者。A型。何事にも厳しく、決して妥協を許さない仕事人間。論理的に人を糾弾することが得意で仕事での評価は高く、自身もその事に誇りを持つが、職場に仲間と呼べる人間はおらず、家庭も省みない。両親が自分の幼少期に死んだ過去があるため、家族の愛などの「無償の愛」には不器用なところがある。羽雲曰く「本当のパパは泣き虫」。 だが、羽雲と2人で暮らすようになってからは父親としての自覚が少しずつ芽生え、入院生活を送る息子のために不器用ながらも最大限の愛情を注ぐようになる。その流れで、保留していた華織との離婚も決断し、羽雲の親権を自分の側にした。また、羽雲への愛情が深まるにつれ、他人への接し方にも変化が出始めていた。ちなみに入院中の羽雲と一緒にいる時間を少しでも長くするため、劇中で職業は新聞記者 → 新聞社資料部職員 → エンタメ雑誌のフリーライターと変化していった。 羽雲のドナーが見つかったのと同じ時期に、手術が不可能な末期のすい臓がんが発見され、「余命半年」であることを宣告されるが、残された時間をすべて羽雲のために使うことを決断。羽雲の骨髄移植が無事成功し、退院してからしばらくの間は、羽雲と一緒に暮らしていたが、がんの転移により羽雲の前で急逝する恐れが出てきたため、「仕事の都合」と嘘をついて羽雲を華織に預け、入院した。 澤本 羽雲(わく) (6→7) 演:加部亜門 大地と華織の息子。愛称及び一人称:わっくん。一人称の事を同級生にからかわれているが、恥ずかしくて「俺」「僕」と言えない。当初は華織に連れられて大地のところを出ていってしまうはずだったが、羽雲自身がそれを拒否したため、大地のところへ残ることとなった。新聞記者である大地を誇りに思っており、退院後には自分が孤独になる時間が増えることを知りつつも、大地に新聞記者に戻ってもらうことを願っていた。また、将来の夢は新聞記者になることで、入院中から「わっくんしんぶん」なるものを大地の仕事態度をマネしつつ執筆し始めた。 大地と2人だけでの生活が始まってすぐに白血病を患っていることが判明し入院。一時は病状が悪化したが、骨髄移植が成功し退院する。物語開始時には6歳の小学1年生だったが、退院後には7歳になり、小学2年に進級していたことが分かった。 グリーンピースが嫌い。動物関連の知識が豊富で、同じクラスのあおいやCLSの七海からは「動物博士」と呼ばれている。 天宮(澤本) 華織 (34) 演:井川遥 大地の元妻で羽雲の母親。元はキュレーターで、展覧会の企画や開催までの全てを取り仕切っていた。キャリア志向だったが、羽雲の妊娠を機に専業主婦となる。育児ノイローゼにかかっていた時期があり、ある日夫と息子を残して1人家を出て行ってしまい、キュレーターに復職していた。この事に関して大地は当初母親が何の前触れもなく出て行ったことを非難していたが、大地に芽生えた父親としての感情が強くなってからは「羽雲を捨てて自分だけ逃げ出したこと」を非難するようになった。 しかし羽雲のことを捨てたつもりはなく、当初は前述の通り羽雲と一緒に出て行くつもりであったらしい。そのため、新しく住むようになったマンションも羽雲のために学校や動物公園が近いマンションにしており、また羽雲が白血病で入院したときには母親として見舞いに訪れたが、離婚によって羽雲の親権は大地のものになっていたため、当初は親権を持つ大地の許可なしで面会は許されない状況であった。 当初は仕事のことばかりで自分や羽雲のことには少しも気をかけなかった大地を軽蔑していたが、羽雲を献身的に看病する姿を見て若干ではあるが見直しつつあった。そのため、第10話で大地が仕事の都合で羽雲を預かってほしいと頼まれたときには、まだ大地が末期がんで余命が短いことを知らずにいて、「仕事の都合」で羽雲を再び預けようとしてきたことにショックを受けていた。 澤本 大地の父親 演:松重豊(第1・3・9話) 父親が大地に睡眠薬を飲ませて一緒に死のうとしたが、大地が拒否したため、自分だけ首を吊って自殺した。この直前に大地にラーメンを食べさせてから無理心中を図ったため、大地はラーメンを口にすることができなくなった。 大地の中では大人になってからも悪い印象しかなかったが、羽雲と暮らすうちに実は彼なりの不器用な最大限の愛情をうけていたことに気づいていった。 澤本 大地の母親 演:大川真澄(第9話、写真)
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