法政大学大原社会問題研究所
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法政大学大原社会問題研究所(ほうせいだいがくおおはらしゃかいもんだいけんきゅうじょ、The Ohara Institute for Social Research, Hosei Univ.)は、法政大学に付属する社会・労働関係の研究所、専門図書館。社会科学分野において最も古い歴史をもつ研究機関である。通称「大原社研」。また、設立当初は『大原社会問題研究所』と称し、法政大学とは別の機関であった。
注釈
- ^ 『大原孫三郎傳』は研究所の陣容を「東大経済学部の亡命者の植民地」と評している(同書、145頁)。
- ^ 1928年の三・一五事件で研究所が官憲の捜索を受けたことで大原と研究所との関係が悪化していた(『大原社会問題研究所100年史』 72-74頁)。
- ^ 大阪の旧研究所本館は戦災で焼失したが、図書は焼失を免れ、現在は大阪府立中央図書館に所蔵されている(『大原社会問題研究所100年史』 125頁)。
- ^ 研究所の東京移転について大原孫三郎はのちに「片方の足に靴を履き、一方に下駄を履くのは難しいことだった」と語っている(『大原孫三郎傳』 293頁)。
- ^ 文部省や栗田書店などからの助成はあったものの戦後のハイパーインフレの前には焼け石に水で、1949年には一部の蔵書を売却せざるを得ない状況にまで追い込まれていた(『大原社会問題研究所100年史』 124頁)。
- ^ 研究の自由度を高めるためには別法人化したほうがよいのではないか、と首脳者の間で意見が一致したため(『大原社会問題研究所100年史』 130頁)。
- ^ 書庫は地下3階にある(『大原社会問題研究所100年史』 146頁)。
出典
- ^ 大原ネットワーク
- ^ 2022年度法政大学大原社会問題研究所スタッフ(2022年4月1日~2023年3月31日)
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 21-22頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 34-36頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 37-38頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 47-54頁
- ^ 法政大学百年史編纂委員会 『法政大学百年史』 法政大学、1980年、757頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 109頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 116-119頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 120-121頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 127-129頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 136-137頁
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 143-144頁
- ^ 大原社会問題研究所100周年 2021年7月22日閲覧。
- ^ 労働遺産 | 日本労働ペンクラブ 2022年10月13日閲覧。
- ^ 『大原社会問題研究所100年史』 112-115頁
- ^ 学内地図 - 法政大学大原社会問題研究所
- ^ 閲覧室等利用案内 - 法政大学大原社会問題研究所
- 1 法政大学大原社会問題研究所とは
- 2 法政大学大原社会問題研究所の概要
- 3 歴代所長
- 4 脚注
固有名詞の分類
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