法政大学ラグビー部とは? わかりやすく解説

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法政大学ラグビー部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 00:40 UTC 版)

法政大学ラグビー部
正式名称 法政大学ラグビー部
クラブカラー   オレンジ、   青(法政ブルー)
愛称 ホウセイ
創設年 1924年
本拠地 東京都八王子市
代表 笹久保 徹
監督 新宮孝行(駒井孝行
所属リーグ 関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部
ファースト
ジャージ
公式サイト
www.hoseirugby.com
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法政大学体育会ラグビー部(ほうせいだいがくたいいくかいラグビーぶ、Hosei Univ Rugby Football Club)は、関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部に所属する法政大学ラグビー部である。略称は法大(ほうだい)。

概要

関東大学リーグ戦の公式戦(2011年10月・関東学院大学戦・秩父宮ラグビー場

1924年創部。1931年(昭和6年)に、長野県の菅平高原をラグビー合宿所として初めて使用した[1]

1933年度に東京商科大学(現一橋大学)と共に関東五大学対抗戦に加入し、関東七大学対抗戦に発展した。1964年、第1回日本選手権に出場したが、1回戦で近鉄に敗れた。その後、1967年度に関東大学ラグビー対抗戦を脱退した。なお関東大学ラグビー対抗戦では4回優勝を果たした。

1967年度の関東大学ラグビーリーグ戦創設の中心となったチームの一つである(関東大学ラグビー対抗戦の分裂と関東大学ラグビーリーグ戦グループの創設については関東大学ラグビーリーグ戦グループの項を参照)[2]。関東大学ラグビーリーグ戦での13回の優勝は全参加校中最多である[3]

1965年第1回大学選手権で優勝。第2回日本選手権に出場したが、第17回全国社会人大会で優勝した八幡製鐵に6-15で敗れた。また、第1回から4年連続決勝で早稲田大学と優勝を争った。なお、1967年度は優勝、[4]1965年度1966年度は準優勝。

1988年に入ってから、黄と紺青からオレンジと青(法政ブルー)のストライプユニフォームに変更した。

1992年度には8年ぶりにリーグ戦で優勝して大学選手権準決勝で選手権3連覇を狙う明治大学に42-18で大勝。同決勝で同じく優勝候補の早稲田大学と対戦し、終盤劇的な逆転トライで勝利し、25年ぶり3度目の大学日本一に輝いている。なお同年度の日本選手権では第45回全国社会人大会で優勝した神戸製鋼に3-41で敗れた。

翌年度もリーグ戦で優勝して大学選手権決勝に進出したが、明治大学に12-41で敗れた。

2000年度は大学選手権準決勝で、優勝候補で前年王者の慶應義塾大学と対戦。下馬評不利の中、激しいタックルで慶應の攻撃を防ぎ15-13で勝利し決勝に進出する。決勝では同じ関東大学ラグビーリーグ戦に所属する関東学院大学と対戦した(初の関東大学ラグビーリーグ戦に所属するチーム同士の決勝)が、15-42で敗れ準優勝に終わった。

2004年度はリーグ最終戦で関東大学ラグビーリーグ戦5連覇中の関東学院大学を42-29で破り、6年ぶりにリーグ戦で優勝したが、大学選手権準決勝では関東学院大学に21-24で敗れた。なおこの年度以降リーグ戦優勝から遠ざかっている。

2006年度には、リーグ最終戦で関東学院大学(この年度大学選手権優勝)を逆転で35-29で破って6勝1敗で関東学院大学と東海大学と共に同率勝率だったが得失点差で2位となった。なおこの年度の大学選手権では2回戦で京都産業大学に28-36で敗れた。

2008年度は6勝1敗で2位となり、同年度の大学選手権では準決勝で帝京大学に10-36で敗れた。なおこの年度以降大学選手権準決勝から遠ざかっている。

2010年度は2勝5敗で大東文化大学と日本大学と共に同率勝率だったがいずれも直接対決で敗れたため7位となり、19年振りに大学選手権出場を逃した。そして、ラグビー部史上初めて2部リーグとの入替戦に回ることになった。入替戦では2部2位の山梨学院大学を31-12で破り、1部残留を決めた。

2013年度は3勝4敗で日本大学と同率勝率だったが直接対決で敗れたため6位となり、3年振りに大学選手権出場を逃した。

※年は全て年度。

戦績

チームの戦績は以下のとおり。

年度 所属 順位 主将 大学選手権(1964年~)
1959 対抗戦A 優勝 6 0 1 小野芳英
1960 2位 5 1 白水清昭
1961 2位 4 2 及川邦博
1962 2位 4 2 貴志邦男
1963 対抗戦 優勝 7 0 1 匂坂勝彦
1964 対抗戦A 優勝 6 0 石井京三 優勝 決勝 12-6 早稲田大学
1965 対抗戦B 2位 4 1 田中武 準優勝 決勝 0-16 早稲田大学
1966 優勝 8 0 中西成幸 準優勝 決勝 3-18 早稲田大学
1967 リーグ戦

(1967~)

1部

優勝 7 清水宏明 優勝 決勝 11-8 早稲田大学
1968 3位 6 2 中村勇三郎 準決勝 10-24 慶應義塾大学
1969 優勝 8 0 佐藤鉄三郎 準決勝 10-11 早稲田大学
1970 優勝 8 0 安原勉 準決勝 3-17 日本体育大学
1971 優勝 6 0 森清美 準優勝 決勝 3-18 早稲田大学
1972 5位 2 4 清宮宗雄
1973 2位 5 1 末松純夫 交流試合 12-21 慶應義塾大学
1974 5位 2 4 川﨑俊正
1975 7位 1 6 上野知成
1976 7位 1 5 1 高橋薫
1977 3位 5 2 井川恵 交流試合 12-33 慶應義塾大学
1978 3位 4 2 1 佐藤康弘 交流試合 3-7 明治大学
1979 優勝 6 0 1 下坂斉司 交流試合 14-16 筑波大学
1980 優勝 6 1 土井康光 準決勝 10-16 同志社大学
1981 優勝 6 1 斎藤茂雄 交流試合 0-12 慶應義塾大学
1982 3位 3 後藤毅 交流試合 8-19 慶應義塾大学
1983 優勝 7 1 藤本昌伸 交流試合 10-13 帝京大学
1984 優勝 7 1 早坂正治 交流試合 18-31 帝京大学
1985 6位 3 5 西條裕朗
1986 3位 5 3 鈴木秀彦 交流試合 4-16 早稲田大学
1987 2位 原田繁生 交流試合 14-27 明治大学
1988 5位 4 4 日野猛仁
1989 4位 4 2 2 山本寛 交流試合 9-46 日本体育大学
1990 4位 5 3 勝利規 交流試合 17-44 早稲田大学
1991 3位 5 3 三浦弘樹 交流試合 12-21 早稲田大学
1992 優勝 荒川淳 優勝 決勝 30-27 早稲田大学
1993 優勝 7 0 島津久志 準優勝 決勝 12-41 明治大学
1994 2位 5 2 坂田正彰 2回戦 17-37 京都産業大学
1995 3位 苑田右二 準決勝 20-74 早稲田大学
1996 4位 4 3 東隆弘 1回戦 11-68 早稲田大学
1997 3位 5 2 大屋尊政 2回戦 10-14 明治大学
1998 優勝 6 1 大西良 2回戦 28-35 早稲田大学
1999 5位 4 3 岡本考司 1回戦 7-33 慶應義塾大学
2000 2位 6 1 渡邉庸介 準優勝 決勝 15-42 関東学院大学
2001 2位 6 1 浅野良太 準決勝 23-38 関東学院大学
2002 2位 6 1 麻田一平 準決勝 7-43 早稲田大学
2003 2位 6 1 佐藤崇幸 準決勝 21-48 関東学院大学
2004 優勝 7 0 大隈隆明 準決勝 21-24 関東学院大学
2005 2位 5 2 野村直矢 準決勝 5-61 早稲田大学
2006 2位 6 1 友井川拓 2回戦 28-36 京都産業大学
2007 4位 4 3 和田耕二 2回戦 7-39 早稲田大学
2008 2位 6 1 有田将太 準決勝 10-36 帝京大学
2009 3位 5 2 文字隆也 2回戦 24-33 慶應義塾大学
2010 7位 2 5 山森裕之 ※入替戦 31-12 山梨学院大学 1部残留
2011 5位 3 4 竹下祥平 1回戦 19-39 天理大学
2012 4位 4 3 武者大輔 セカンドステージ敗退
2013 6位 3 4 堀大志  
2014 3位 5 2 西内勇人 セカンドステージ敗退
2015 5位 3 4 吉村公太朗 セカンドステージ敗退
2016 7位 2 5 坂本泰敏 ※入替戦 40-16 立正大学 1部残留
2017 4位 3 4 東川寛史 3回戦 31-55 京都産業大学
2018 4位 4 3 川越 藏
2019 6位 2 5 井上 拓
2020 4位 4 3 吉永純也
2021 6位 2 5 大澤蓮
2022 6位 3 4 吉永昂生,徐和真
2023 3位 4 3 石岡玲英 3回戦 12-54 早稲田大学
2024 5位 4 3 金侑悟

主な選手

  • 北川拓来(FB、2025年度クラブキャプテン / 昌平高出身)
  • 田中大誠(SO・CTB、2025年度ゲームキャプテン、U20日本代表候補 / 國學院栃木高出身)
  • 細川幹太(LO・No.8、2025年度バイスキャプテン / 國學院久我山高出身)
  • 宮下晃毅(FL・№8、2025年度FWリーダー、U20日本代表 / 報徳学園高出身)
  • 植浦慎仁(FL、2025年度FWリーダー / 報徳学園高出身)
  • 小山田裕悟(SH、2025年度BKリーダー、U20日本代表候補 / 桐蔭学園高出身)
  • 鈴木颯太(SO、2025年度BKリーダー、高校日本代表候補 / 秋田工業高出身)

在籍した選手

所在地

  • 法政大学ラグビー部
東京都八王子市寺田町1017-1
  • 法政大学多摩キャンパス内グラウンド
東京都町田市相原4342

関連項目

脚注

  1. ^ [ラグnote]「合宿の聖地」菅平 始まりは法大- 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞”. 【ラグビーワールドカップ2019】日本大会のニュース・実況解説:読売新聞 (2019年9月3日). 2023年4月11日閲覧。
  2. ^ 他にリーグ戦創設時に在籍した大学は東洋大学中央大学日本大学専修大学国士舘大学防衛大学校大東文化大学
  3. ^ 2位は関東学院大学の10回、3位は大東文化大学の7回である。(2015年現在)
  4. ^ なお同年度の日本選手権では第19回全国社会人大会で優勝した近鉄に14-27で敗れた。

外部リンク




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