機体・メカ関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:22 UTC 版)
「無限のリヴァイアス」の記事における「機体・メカ関連」の解説
航宙可潜艦 ゲドゥルトの海の中を深く潜航できる大型宇宙艦艇。軌道保安庁が正式採用しているものはゲシュタル型可潜艇と言い、コンラッドが乗る「タンデル」もその一隻。後述のヴァイア艦を除けば、ゲシュタル型可潜艇などの最も潜行能力のあるタイプでもシアー4までが限界。 ヴァイア艦 ゲドゥルトの海に住む、イカのような姿をした謎の生物「ヴァイア」をベースに建造された航宙可潜艦で、重力制御能力を持つ。ベースとなるヴァイア集合体を捕獲するために、軌道保安庁を中心に数十万の人員が動員され、その約8割が犠牲となった。また、リヴァイアスは暴走事故を起こしてしまい、さらに犠牲者を増やしてしまう(コンラッドの娘アンジェは、暴走事故の犠牲者の一人)。 乗船した乗組員が次々とバックヤード(後述)の影響で精神に異常をきたしてしまう問題点に加え、本来は兵器として建造されたヴァイア艦ではないのだが、重力制御能力を兵器転用すれば既存の兵器より強力である点などが、ヴァイア計画の穏健派から危険視されている。 建造されたのは以下の6隻。詳しくはヴァイア艦の項を参照。黒のリヴァイアス - 武装:ヴァイタル・ガーダー アインヴァルト 青のインプルス - 武装:ヴァイタル・ガーダー 回転衝角 真紅のディカスティア - 武装:ヴァイタル・ガーダー エイステラール 灰のゲシュペンスト - 武装:ヴァイタル・ガーダー ガイスト 深緑のヴァイスハイト(不明) 山吹のディプロマーター(不明) ヴァイタル・ガーダー(V・G) ヴァイア本体を利用したヴァイア艦の外部兵装。本体と繋がった多数の「パペットワイヤー」によって遠隔操作される。形状は各艦ごとに異なる。リヴァイアスのみ、リフト艦が存在し、そこから遠隔操作される。リフト艦と分離したリヴァイアス本体には、「ブラティカ」という名称がある。 スフィクス(S-fix) ヴァイア艦やヴァイタル・ガーダーの制御中枢。各ヴァイア艦に1体ずつ存在しており、ヴァイタル・ガーダー同様、形状は各艦ごとに異なる。乗組員たち、特に艦長と精神的にリンクして艦を操る。だが、航行が長期間に渡ると「バックヤード」と呼ばれるスフィクスからのフィードバックを受けて精神に異常をきたし、最悪の場合、廃人となってしまう危険がある。 ヴァイア艦の乗船者は、誰もがこのバックヤードの影響を受ける。艦長などリーダーシップがある中心人物は、特に影響を受けやすいと推測される。リヴァイアスで起こった暴動、クルーたちの感情の発露、リーダーの情緒不安定なども、バックヤードによるものだったという一説がある。だがリヴァイアスは、特定の人物とリンクしなかったこと、多くの人間の複雑な感情がスフィクス・ネーヤの意志を育てたことにより、極端なバックヤードによる乗組員の精神崩壊を起こさない唯一のヴァイア艦となった。未来には、リヴァイアスの研究・開発が進み、他のヴァイア艦のバックヤードも改善されたようである。 黒田により命名され、sphereなどの単語を足した造語である。 ソリッド 作中では主に、ソリッド・プログラムのことを指して使われることが多い。様々な命令を入れた疑似立体ブロック「ソリッド」を、三次元的に組み合わせることで、コンピュータ・オペレーション・プログラムを構築する。汎用性が高く、ソリッドの形は球形に近いほど、完成度が高いとされる。 ニュートリノ・ピンガー レーダーの効かないゲドゥルト内でも使用可能な、策敵手段(探知システム)として開発されたもの。ただし、ニュートリノは極めて補足しづらい素粒子であるため、どうしても装置は大きくなってしまう。そのため、ある程度の大きさを持つ艦でないと設置できない。また、索敵の精度も従来のレーダーより劣る。 リーベ・デルタ 航宙士養成所の宇宙ステーション。航宙士以外にフライトアテンダント科も存在する。ゲドゥルトに潜航してそこからエネルギーを供給する期間を「ダイブ」と呼んでおり、ダイブ中は一時的な帰宅も許されている。リヴァイアスが隠されていたことから、テロリストに襲われ、教官たちの何人かは暗殺され、残った教官たちも生徒たちを脱出させるための教習艦リベール発進のための船外作業で全員が殉職してしまう。リヴァイアス事件後、再建され、リヴァイアスは新生リーベ・デルタから出航した。 グイーン 小型の作業用ロボット。リヴァイアス内では「グイーンレース」という賭け事にも用いられた。 ニードルガン 正式名称は「低反動ニードルガン」。弾丸ではなく針状のニードル弾を発射する。リーベ・デルタに侵入したスパイが持ち込んだものは、スパイを取り押さえたブルーに奪われ、そのブルーから昴治の手に渡り、最終的にはイクミが手にする。コンラッドが自決する際にも用いられた。オープニング映像のワンカットにも登場し、権力の象徴の一つとして描かれている。
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