新幹線化と新幹線接続列車群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 18:52 UTC 版)
「つばさ (列車)」の記事における「新幹線化と新幹線接続列車群」の解説
1982年(昭和57年)11月15日:東北新幹線本開業によるダイヤ改正により、新幹線並走区間の在来線特急列車を大きく削減、以下のように変更する。「こまくさ」は「つばさ」に統一されて廃止。なお、その名残で「つばさ」1号については運転区間が山形駅→秋田駅間となった関係上、「つばさ」「やまばと」の運行本数が上下で異なるようになった。 福島駅 - 秋田駅間の「つばさ」2往復半が設定され、同駅で東北新幹線と接続するダイヤを組む。東北新幹線の南端が大宮駅であったことから、上野駅発着列車として「つばさ」「やまばと」がそれぞれ1往復半、合計3往復が残されたものの、編成は485系12両編成から9両編成に短縮、食堂車の連結は廃止された。また、東北本線内のみを走る昼行特急が廃止されたことにより西那須野駅と白河駅を停車駅に追加、須賀川駅・本宮駅・二本松駅の停車本数も変更。 「ざおう」の上野駅 - 山形駅間昼行1往復が定期列車化される。 「おが」の昼行列車が廃止。詳しくはあけぼのを参照のこと。 「月山」の始発駅を仙台駅から、山形駅に変更。 「千秋」が廃止。代替として「もがみ」 仙台駅 - 酒田駅間運行の1往復増発。これにより、「もがみ」2往復となる。 1985年(昭和60年)3月14日:東北・上越新幹線上野駅乗り入れによるダイヤ改正により、以下のように変更。「やまばと」廃止、「ざおう」は上野駅 - 新庄駅間(一部列車は上野駅 - 山形駅間)で運行の臨時列車化。これにより、上野駅発着として運行される奥羽本線方面の定期昼行列車は、「あいづ」の運用の関係上からも残された「つばさ」1往復のみとなる。なお、この列車は、山形新幹線開業まで運行される。 「つばさ」の福島駅発着列車が増発され、上野駅 - 秋田駅間で1往復、福島駅 - 秋田駅間で3往復、福島駅 - 横手駅間で1往復、福島駅 - 新庄駅間で1往復、福島駅 - 山形駅間で2往復、山形駅 - 青森駅間で1往復の計9往復となる。編成も上野駅発着の1往復と福島駅 - 秋田駅間の1往復にはグリーン車連結の485系9両編成が使用されたが、ほかは485系普通車のみの6両編成(一部列車は繁忙期等に9両で運転)となった。 1986年(昭和61年)11月:このときのダイヤ改正により、以下のように変更。「もがみ」が廃止。 「つばさ」は福島駅 - 新庄駅間で1往復、福島駅 - 山形駅間で1往復(季節列車)を増発し計11往復とする一方、山形駅 - 青森駅間の1往復を山形駅 - 秋田駅間に短縮、福島駅 - 秋田駅間の3往復のうち、2往復は福島駅 - 横手駅間1往復と福島駅 - 新庄駅間1往復に短縮された。使用編成も再度変更され、485系9両編成は上野駅発着1往復のみ、福島駅発着列車はすべて485系6両編成化、山形駅 - 秋田駅間の1往復は485系3両(繁忙期5両)となった。 奥羽線(福島駅~山形駅~秋田駅)急行停車駅 ※停車駅は列車・時期によって異なる 福島駅 - 米沢駅 - 糠ノ目駅(現・高畠駅) - 赤湯駅 - 上ノ山駅(現・かみのやま温泉駅) - 山形駅 - 北山形駅 - 天童駅 - 神町駅 - 東根駅 - 楯岡駅(現・村山駅) - 大石田駅 - 新庄駅 - 真室川駅 - 院内駅 - 横堀駅 - 湯沢駅 - 十文字駅 - 横手駅 - 飯詰駅 - 大曲駅 - 刈和野駅 - 羽後境駅 - 和田駅 - 秋田駅 1988年(昭和63年)3月13日:一本列島のダイヤ改正により、「つばさ」は福島駅 - 山形駅間の季節列車1往復を定期列車化、福島駅 - 横手駅間の1往復を福島駅 - 大曲駅間に、福島駅 - 新庄駅間の1往復を福島駅 - 横手駅間、福島駅→新庄駅間の1本を福島駅→秋田駅間、横手駅→福島駅間の1本を秋田駅→福島駅間に延長した。 8月:繁忙期の臨時列車として福島駅 - 山形駅間に急行「はながさ」、快速「かもしか」の運転を開始。 1989年(平成元年)3月:「つばさ」は福島駅 - 山形駅間に1往復が増発され、12往復となる。 1990年(平成2年)9月1日:山形新幹線第一期建設工事が開始されたことにより「つばさ」は福島駅 - 山形駅間2往復、福島駅 - 新庄駅間2往復が廃止となり、その代替として仙山線経由の快速列車増発、運行区間延長が行われたほか、臨時急行「はながさ」、臨時快速「かもしか」は廃止された。このころより、山形駅 - 新庄駅間を運行する快速列車として「もがみがわ」が運行を開始する。なお、この列車の上り1本は酒田駅→山形駅間の運行であった。 1991年(平成3年)8月27日:山形新幹線第二期建設建設工事に伴い以下のように変更。「つばさ」は福島駅 - 山形駅間1往復と福島駅 - 新庄駅間2往復を廃止、残った列車は福島駅発着から、山形駅で方向転換して仙山線を介し仙台駅発着に変更となる。上野駅発着列車についても仙台駅・仙山線経由で運行された。なお、この改正によって「つばさ」は東北6県の県庁所在地の駅を全て始発・終着とした列車となった。 上野駅 - 新庄駅間の臨時急行「ざおう」廃止。 仙山線「仙山」のうち5往復(うち特別快速1往復、快速4往復)が仙台駅 - 山形駅間から仙台駅 - 新庄駅間運転に延長。 11月5日:福島駅 - 山形駅間が標準軌化され、福島駅 - 米沢駅・赤湯駅間および米沢駅 - 山形駅間の快速列車に「ざおう」の名称が与えられる。なおこのうち米沢駅 - 山形駅間の快速「ざおう」全1往復は狭軌時代の快速「あづま」全1往復を踏襲した列車である。
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