教皇就任とは? わかりやすく解説

教皇就任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 07:46 UTC 版)

ハドリアヌス4世 (ローマ教皇)」の記事における「教皇就任」の解説

帰任後、ニコラスその業績教皇アナスタシウス4世在位:1153年 - 1154年)に大いに讃えられた。アナスタシウス4世死後1154年12月3日ニコラス満場一致次期教皇指名されローマ教皇ハドリアヌス4世として即位したハドリアヌス4世教皇就任した当時ローマ教会深刻な内憂外患抱えた状態であった1152年ホーエンシュタウフェン朝初代ローマ王コンラート3世は、その死に際して実子ではなく英明知られ、のちに中世騎士理想像ともされた甥のフリードリヒ1世バルバロッサ赤髭王)を神聖ローマ帝国皇帝後継者として指名した皇帝となったフリードリヒ1世1154年以降アルプス山脈越えてイタリア遠征行い教皇戴冠求め一方で教皇領内への勢力拡大もくろんでいた。フリードリヒ1世は、神聖ローマ皇帝諸権利ローマ法によって基礎づけ、諸侯対す皇帝権の確立目指すとともに、「ローマ皇帝」の称号ふさわしく自身イタリアで皇帝回復に強い意志持って、「ローマ皇帝」の宗主権認めない北イタリアの諸都市懲罰ようとしたのである。 南からは、ノルマン朝グリエルモ1世教皇対しシチリア王承認求めると同時にやはり教皇領脅かし、さらに、この情勢好機とみた東ローマ帝国ビザンツ帝国)の皇帝マヌエル1世コムネノスローマ帝国衣鉢を継ぐ正統としてイタリア支配野望抱きつつ、その一方で教皇フリードリヒ1世両方シチリア王国対す共同戦線の展開を持ちかけるという複雑な状況にあった。その上足下イタリアでも反教皇派指導者、「アルノルド・ダ・ブレシア」という学僧によって率いられた反ローマ運動起こっていた。 ハドリアヌス4世はまず、フリードリヒ1世手を組んで共和主義者アルノルド・ダ・ブレシア対決し、その排除かかったローマの町は混乱に陥っており、枢機卿白昼襲撃されるという事件が起きていた。ハドリアヌス4世前例のないローマ対する聖務禁止インターディクト処分1155年聖枝祭直前決定する。これを受けてローマ元老院アルノルド追放した

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教皇就任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 22:58 UTC 版)

ベネディクト16世 (ローマ教皇)」の記事における「教皇就任」の解説

ヨハネ・パウロ2世健康状態悪化するにつれ、教皇側近であり実質的に教皇庁をとりしきっていたラッツィンガー後継教皇最有力候補みなされるようになった教皇就任前2005年4月初頭には『タイム』誌の「世界でもっとも影響力のある100人」の一人選ばれている。 2005年4月19日コンクラーヴェ2日目にしてラッツィンガー新教皇に選出コンクラーヴェ動向見守りながらサン・ピエトロ大聖堂前に集まっていた人々前にメディナ・エステヴェス枢機卿あらわれ、数言語群集呼びかけラテン語で「新教皇としてラッツィンガー枢機卿選ばれベネディクト16世という教皇名を選んだということ告げた続いてバルコニーに姿を現し新教皇はイタリア語群集挨拶し最初祝福 (benedictio) を与えたベネディクト16世教皇選出78歳であったが、これは1730年クレメンス12世以来最高齢での選出である。またドイツ人教皇11世紀ウィクトル2世以来950年ぶりである。 サン・ピエトロ広場入り口あたりから、右前方、広場の外に建物見えるが、その建物最上階の右から2つ目と3つ目の部屋教皇部屋であり、週に一度広場向かって手を振る。

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