衣鉢を継ぐ

実用日本語表現辞典

衣鉢を継ぐ

読み方：いはつをつぐ
別表記：衣鉢をつぐ

師から、その道の奥義を継承すること。教法や奥義を受け継ぐこと。

（2011年3月17日更新）

デジタル大辞泉

衣鉢(いはつ)を継(つ)・ぐ

読み方：いはつをつぐ

宗教・学問・芸術などの各流派で、弟子が師から奥義を授けられる。また、先人の業績を受け継ぐ。→衣鉢3

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衣鉢を継ぐ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:00 UTC 版)

成句

衣鉢を継ぐ（いはつをつぐ）

1. 先人の残したものを受け継ぐこと。衣鉢とは先人から弟子に伝授され受け継がれる奥義のことで「えはち」「えはつ」とも読む。「遺髪を継ぐ」と誤用されることがある。^[1]
   • ジョルジュ・ド・ポルト・リシュ（Georges de Porte-Riche, 1849-1930）は、精密な恋愛心理の解剖家として、ラシイヌの衣鉢を継ぐ名作家である。（岸田國士 『近代劇論』）

語源

仏教用語を出典とする。「衣」は袈裟、「鉢」は托鉢に使う鉢を表し、仏僧が弟子に衣と鉢を仏法の伝授と共に託すことに由来する。

脚注

1. ↑ 改訂新版 朝日新聞の用語の手引（朝日新聞社） 553ページ