摩緒の兄弟子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:19 UTC 版)
百火(ひゃっか) 声 - 下野紘 摩緒の兄弟子。火属性の陰陽師の少年。一人称は「俺」。呪禁道の真の後継者候補の一人。態度がでかく自信家だが、火の術者としての実力は非常に高く、白眉を何度も退けている。摩緒より年下であるが、摩緒より十日早く屋敷に入ったため、兄弟子である。蟲物に火を纏わせて操るのが得意で、赤とんぼや雀、蛾などを使役する。また、手製のダイナマイトを作ることもできる。水属性の陰陽術に弱く、金属性の陰陽術に強い。 平安時代では、蟲物を屋敷の外に取り逃がしたり、屋敷に火をつけたりして、よく叱られていた。摩緒が後継者に選ばれて間もなく、師匠に五色堂に呼び出され、妖怪だらけの部屋に閉じ込められて、「摩緒を呪い殺すか」、「ここで死ぬか」の2択を迫られた。 大正時代では、「火の首使い」として旅芸人一座に身を寄せていただが、猫鬼が復活したことでなついていた髑髏がみんな逃げてしまったため、一座を去った。凌雲閣にて摩緒と再会し、摩緒が後継者に選ばれた経緯を語る。「摩緒が猫鬼と手を組んだ」と誤解しており、「摩緒が紗那を殺した」と思っているため、摩緒に決別を言い放つ。しかし、その後兄弟子の誰かが自分たち(本当は摩緒だけだった)を探していることを知り、摩緒に助けを求めてくる。 当時は長い黒髪を後ろで束ねており双眼だったが、大正時代では前髪は白髪に、後ろ髪にも白髪が混じった短髪となっている。また、右目は隻眼であり、眼帯を付けている。この右目は、白眉との戦いで傷つけられた。死んでもなぜか何度も生き返る。 明治時代の日露戦争の頃は農村で百姓として生活していたが、大正時代はうどん屋を営んでいる。 華紋(かもん) 声 - 豊永利行 摩緒の兄弟子。木属性の陰陽師。一人称は「僕」。優男。呪禁道の真の後継者候補の一人。言葉遣いは丁寧で、礼儀正しく、気遣いも忘れない。しかし、敵とみなした相手には、容赦がない。自分の見たことしか信じず、過去のことにも無関心。植物を操るのが得意で、大きな鎌を携えている。また、背広に着けている花には催眠作用があり、これを使って相手に知り合いであると思わせることが出来る。 百火同様、摩緒が後継者に選ばれて間もなく、師匠に五色堂に呼び出され、妖怪だらけの部屋に閉じ込められて、「摩緒を呪い殺すか」、「ここで死ぬか」の2択を迫られた。屋敷が焼け落ちた日、逢引で屋敷の外に出てたため、何があったのかは知らない。 また、右目の下には、小さな傷痕がある。自分が生き続けている理由は分かっていない。 大正時代では、「朽縄」という偽名を使っている。種彦に雇われ、彼の悪事の後始末をしていた。貂子に引き裂かれそうになった種彦を助け、貂子を殺そうとしたところで摩緒と再会する。雇い主が種彦の父親に変わっていたため、種彦を殺し、貂子を解放する。 京都で、御降家を名乗る集団がいることを知る。 同じ陰陽師である真砂とは相思相愛の仲だったが、真砂は後継者争いに巻き込まれ、殺される。紅子(べにこ) 華紋の式神。形代は、牡丹の花びら。頭の左側に牡丹の髪飾りを付けた、着物姿で髪を三つ編みにした女性の姿をしている。 不知火(しらぬい) 摩緒の兄弟子。水属性の陰陽師。一人称は「おれ」。関西弁で喋る(平安時代の頃は普通の口調で喋っていた)。陰陽術の能力はお世辞にも高くなく、摩緒からも「眼中にない」と言われていた。泰山府君の秘宝を手に入れるために摩緒のことを付け狙う。 白眉(はくび) 摩緒の兄弟子。金属性の陰陽師。一人称は「おれ」。呪禁道の真の後継者候補の一人。百火の右目を奪った張本人。銀の帯で敵を切り裂く戦法を得意とする。また、機械の案山子を自在に操ることも出来る。実力が高く師匠からの信頼も厚かった。性格は傲慢で弟弟子の百火のことを小童と見下している。左腕は義手になっており、銃を仕込んでいる。この腕は百火との戦いにより失った。 真砂(まさご) 摩緒の姉弟子。水属性の陰陽師。華紋とは相思相愛の仲。 呪禁道の真の後継者候補の一人であったが、五色堂には行かず、屋敷から逃げているところを不知火に見つかる。その後、何者かによって呪い殺される。 夏野(なつの) 摩緒の姉弟子。土属性の陰陽師。薬箱のようなものを背負っている。巨大な土人形を作り、操ることができる。 土の術者の中では大五と一、二を争う実力者であり、呪禁道の真の後継者候補の一人として五色堂に呼ばれた。 紗那の死に際を見た唯一の人物であり、摩緒に真実を明かす。 病気により瀕死寸前だったが、ある者との契約により生きながらえている。 大五(だいご) 摩緒の兄弟子。土属性の陰陽師。褐色で神秘的な色の瞳をしている。 摩緒とは出自が同じであり、幼い頃から兄弟のように一緒に育った。摩緒に慕われており、彼を屋敷に誘った張本人。 紗那とは相思相愛の仲であり、土の術の実力者だったが、何者かによって暗殺される。
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