御降家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:19 UTC 版)
師匠(ししょう) 摩緒、百火、華紋の師匠。紗那の父親。顔の右側には、鬼神の口らしきものが憑いており、それを隠すために仮面をつけていた。 昔、呪殺の闘いを勝ち抜き生き残ったことで、呪禁の秘宝を受け継いだ。 摩緒を呪禁の秘術の生贄とするため、彼に破軍星の太刀を授けた。その後間もなく、五色堂に五人の弟子を招き、真の後継者決定のために、摩緒を呪い殺し、殺しあわせようとした。 宝物殿に入った猫鬼に殺されたと思われている。 紗那(さな) 師匠の娘。灰丸の飼い主であり、よく抱いている。摩緒の想い人。美人で聡明。優しい性格で、誰にでも分け隔てなく接するため、摩緒や百火ら屋敷の者たちからも慕われていた。 摩緒の兄弟子・大五とは相思相愛の仲であったが、大五は何者かによって殺される。 摩緒が後継者に選ばれたため、彼の妻になるはずだった。屋敷が焼け落ちた日、摩緒によって殺されたかと思われていたが、実は別の何かによって心臓を掴み出され、殺される。 幽羅子とは容姿が同じだが、別人である模様。 灰丸(はいまる) 紗那の飼い猫。摩緒と紗那以外の人間には懐いていなかった。 藻久不によって蟲毒の穴に入れられるも生き残り、猫鬼へと変幻させられる。 藻久不(もくず) 御降家の下働きだった男。何の企みもなくただ陰陽師に憧れ、弟子たちによく術を教えてくれと頼んでいた。 御降家の弟子の何者かに術を教わり、その代わりとして灰丸を猫鬼にした。しかしその後、猫鬼が泰山府君の秘伝書を食べ、摩緒に乗り移ろうとしたのは、彼にとっては不測の事態だった。 大正時代では、泰山府君の秘術が目的で摩緒を探すため、亀と蛙の式神を使役し、人間を呪い、次々に蛙に変えていた。摩緒の仕掛けた罠によって誘き出される。魚が詰まった巨人の姿となって摩緒の前に現れ、摩緒を飲み込み、百火共々京(みやこ)へ連れて行こうとする。彼の本体は、巨人の体内で水球に包まれていたが、猫目となった摩緒の斬撃を浴びたことで、巨人の体が消滅、本体も外へはじき出された。灰丸を猫鬼にした経緯を語ったのち、体は溶けて、骨と化した。摩緒によると、「最初から死んでいた」らしく、何者かによって亡骸のまま操られていた。
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