恊働司教とザグレブ大司教とは? わかりやすく解説

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恊働司教とザグレブ大司教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 21:36 UTC 版)

アロイジエ・ステピナツ」の記事における「恊働司教とザグレブ大司教」の解説

1934年ステピナツザグレブ大司教座の恊働司教任命された。それはその他の候補者教皇ピウス11世拒否されたあとだった。ユーゴスラビア国王アレクサンダル1世は、自身が恊働司教任命同意することをカトリック教会求めていたからである。ステピナツ任命されるにあたりIn te, Domine, speravi(おお主よ、あなたに私をゆだねます)をモットーとした。この時期アレクサンダル1世王国独裁化に奔走していた。ステピナツは、ヴラドコ・マチェクや他のクロアチア人政治家釈放、およびその他一般大赦を王に要求するザグレブ覚書署名した者の中の一人であったステピナツは、自身が恊働司教任命されたことに関して、マチェクに面会して謝意を示す機会求めたが、ユーゴスラビア当局によって却下された。 1934年アレクサンダル1世マルセイユ暗殺された。ステピナツ司教アントゥン・アクシャモヴィッチ、ディオニジエ・ニャラディ、グレゴリイ・ロジュマンらとともにセルビア正教会によって行われた王の国葬出席する特別許可教皇庁から与えられた。クロアチア政治家アンテ・トルムビッチはステピナツへ話をする機会1934年数度あった。ユーゴスラビア王国とのトルムビッチの関係において、『国家カトリック教会に対して全ての宗派対するのと同様に振る舞いカトリック教徒などに自由を保証するという前提つきで、ステピナツ国家への忠誠心持っている。』と記録していた。7月30日、彼はフランス人代議士ロベール・シューマン迎え、こう話した。『ユーゴスラビア正義はない。カトリック教会は耐えている。』。 1936年、彼はユーゴスラビア王国最高峰である、スロベニアトリグラウ山へ登った。現在の所、彼はトリグラヴの峰へのぼった唯一の高位聖職者であり、2006年にはこの登山記念する礼拝堂山頂付近のクレダリツァ山塊建てられた。1937年、彼は聖地への巡礼率いた聖地エルサレム当時イギリス委任統治領パレスチナ含まれていた)。巡礼途中、彼は殉教者ニコラ・タヴェリッチ(フランチェスコ会宣教師で、クロアチア人初の聖人当時福者)に捧げられ祭壇祝福した1937年12月7日ザグレブ大司教アントン・バウアーが死去した。そしてその時点で戒律年齢en:Canonical age教会法定められた、聖体受領各種義務引き受け能力があるとみなされる年齢40歳達していなかったステピナツ後継ザグレブ大司教となり、教会史最年少大司教一人となった1938年四旬節に、ステピナツザグレブ大学学生たちにこう話した。「自らの国家向けられた愛は、人を野蛮な動物変えることや、全て破壊すること、報復呼び覚ますことはできない。しかし自国への愛は人を貴くする。それによって彼の国他国への尊敬と愛を生み出すことができる。」。1938年ユーゴスラビア総選挙第二次世界大戦勃発前に行われたステピナツはヴラトコ・マチェクの対立候補投票した。ラジオ・ベオグラードは、大司教ユーゴスラビア急進連合のミラン・ストヤディノヴィッチに投票したという嘘の情報広めた1938年後半ステピナツ急性虫垂炎の手術を受けた1939年4月、ドラグティン・フレン博士ステピナツに、マイヤーリンクからやってきた裸足カルメル会en:Discalced Carmelite)の尼僧集団について話した。この尼僧たちはナチス・ドイツから圧力かけられていた。ステピナツ尼僧たちを受け入れることを決めブレゾヴィツァ住居用意したステピナツ1939年10月6日にイヴァニッチ=グラード過ごし、彼は地元教区のために堅信礼行った1940年、彼はザグレブの聖マルカ教会パヴレ王子迎えたパヴレはツヴェトコヴィッチ=マチェク同意en:Cvetković-Maček Agreement支援をするためやってきた。ステピナツのもと、教皇ピウス12世1940年クロアチア人キリスト教化1300年を祝う聖年であると宣言した1940年フランチェスコ会は在クロアチア700周年祝い総長レオナルド・ベッロが行事のためザグレブ訪問した。この訪問の間、1940年9月9日に、ステピナツ第3フランチェスコ会加わった

※この「恊働司教とザグレブ大司教」の解説は、「アロイジエ・ステピナツ」の解説の一部です。
「恊働司教とザグレブ大司教」を含む「アロイジエ・ステピナツ」の記事については、「アロイジエ・ステピナツ」の概要を参照ください。

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