当主家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)
産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや) 声 - 森川智之 演 - 廣瀬智紀 鬼殺隊の頭目で産屋敷家第97代当主。23歳。隊士達からは「お館様」と呼ばれ、鬼殺隊の剣士たちを「私の子供達」と呼ぶ。 代々短命の一族で病に冒され、顔面上部の皮膚が変質している。初登場の柱合会議時点では視力を失っている。さらに時間の経過とともに病が進行し、身体が衰弱している。声質は「1/fゆらぎ」(えふぶんのいちゆらぎ)を帯び、聴く相手を心地よく高揚させる。我と個性が強すぎて纏まりがつかない「柱」達も、全員が彼を心酔し敬っている。鬼・禰󠄀豆子の存在を知りつつ炭治郎の行動を黙認していたが、柱達の自主性・使命感からの反対意見を頭ごなしに否定することもなく、最終的には禰󠄀豆子を組織的に認めるに至る。また、柱達にも秘密裏に珠世の存在をも把握している。 実は千年前に鬼舞辻󠄀無惨を出した一族の末裔であり、一族の病を無惨を産み出した罪による呪いとみなし、執念で短命の血筋と鬼殺隊を千年維持してきた。病弱ながら知に優れ、築いた財で鬼殺隊を支えている。無惨の打倒こそが、一族の悲願である。彼ら2人の顔は「双子のように瓜二つ」だという。天元・炭治郎が「上弦の陸」を撃破した際には吐血しながらも歓喜した。 屋敷の場所を隠していたが無惨に突き止められ、病状の進行から喋ることもままならない状態で対面を果たす。しかし、無惨が来ることを予測しており、自分を囮にした無惨討伐の策を練っていた。永遠の命を求める無惨に対し、「永遠に不滅なもの」が「人の想い」である事を語り、「ありがとう 無惨」という言葉と共に妻や娘2人諸共自爆する。無惨は「何か仕掛けられている」とは感づいていたが、「家族を道連れに自爆する」とは予想しておらず、「あの男は完全に常軌を逸している」と評している。 産屋敷 あまね(うぶやしき あまね) 声 - 佐藤利奈 産屋敷耀哉の妻。27歳。旧姓は神籬(ひもろぎ)。代々神職の家系の出身で、断片的な予知夢を見ることもあった。生まれ付きの白髪と美しい容姿から、初めて彼女と会った無一郎は「白樺の精」と彼女を称した。病状が悪化して人前に出られなくなった耀哉の代理を務める。耀哉とはお見合いを機に結婚。前述の通り、耀哉・娘2人と運命を共にした。 産屋敷 輝利哉(うぶやしき きりや) 声 - 悠木碧 演 - 久家心 産屋敷夫妻の五つ子の内、一人だけいる黒髪の子供。唯一の男児で跡継ぎ。瞳孔が大きく、母や姉妹とよく似ている。父同様に病弱で、魔よけの風習から女児の着物を着ている。 炭治郎の時の最終選別では、姉妹と共に案内役を務めた。このときはおまけページで「二人のどちらかが男の子」と紹介されたが、後に耀哉の実子・跡継ぎの男児であることなどが判明する。父亡き後は齢8歳で第98代当主となる。無限城の裏では、愈史郎と鴉から情報を得て、無限城の図面を描きながら総指揮を取る。現代が舞台の最終話の時点でも生存しており、「日本最高齢記録を更新した産屋敷さん」としてテレビで紹介されている。 産屋敷 ひなき(うぶやしき ひなき)、産屋敷 にちか(うぶやしき にちか)、産屋敷 くいな(うぶやしき くいな)、産屋敷 かなた(うぶやしき かなた) 声 - 花守ゆみり(ひなき)、小澤亜李(にちか)、井澤詩織(かなた) 演 - 柿澤ゆりあ(かなた)、※髙原華乃、※遙りさ 産屋敷夫妻の五つ子のうち、四人いる白髪の子供。全員が女児。ひなきとにちかが輝利哉の姉で、くいなとかなたが輝利哉の妹。姉2人は主に耀哉の世話を、妹2人は主に後継者である輝利哉の補佐を努めている。髪飾りの種類と位置以外では見分けがつかないほどによく似ている。炭治郎の時の最終選別では、妹かなたは長男の輝利哉と共に案内役を務めた。姉2人は両親と共に自爆し、妹2人は無限城で輝利哉の指揮を支援する。
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