山田姉妹を取り巻く人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 13:46 UTC 版)
「貧乏姉妹物語」の記事における「山田姉妹を取り巻く人たち」の解説
林 源三(はやし げんぞう) 78歳。姉妹が住む築40年のアパート「すずめ荘」の大家。家賃の催促に行く際、山田姉妹に「恐怖の大魔王」と呼ばれる。40年近く前に妻と娘を事故で失っている。それ以来、独身で偏屈だが根は優しい。いつも山田姉妹の事を気にかけており、妻子を亡くした過去の教訓から姉妹の身を案じ、工事業者の出入りが著しくなることが予想される際に商店街の面々に姉妹の受け入れを頼んで廻っていた。台風に対して、大袈裟なほどに対策を練る一面を見せた。現住所は「東京都東京区泉公園前1-2-3 すずめ荘101号室」。 三枝 蘭子(さえぐさ らんこ) ?歳。山田姉妹の隣の部屋(203号室)に住む小説家(専門ジャンルは官能小説)。光に弱いため、四六時中サングラスをかけており、結婚式でもサングラスをかけているほど。夜型の人間であり、深夜に執筆活動をしていることから姉妹とは生活の時間帯が異なり、自身が落とした財布をあすが拾った際に出逢うまで、隣室に姉妹が住んでいることすら知らなかった。ペンネーム「森蘭子(もり らんこ)」で大木賞を受賞した。四六時中サングラスをかけていて素顔が見えないが、同人誌『貧乏姉妹物語の本』ではサングラス越しではあるものの、目が描かれている正面から見た描写が没画として収録されている。正面から見た時の見開いた目が描かれているのは、この没画が唯一である。とっつきにくいような印象だが、山田姉妹に親切である。サングラスを外した素顔は、きょう曰く「キレーイ!」であり、あす曰く「優しそう」である。作中で結婚をし、取材を兼ねた新婚旅行に出かけるために部屋を後にするが、転居する意思は無く「世界中廻っても帰ってくるのは此処」と伝える。現在のアパート「すずめ荘」には10年前から住んでおり、居住開始当初は後に結婚することになるカメラマンの恋人と一緒に住んでいた。なお『くろよめ』に登場する藤沙々とは友人同士という裏設定があり、2016年8月に発表された同人誌『貧乏姉妹物語 ~アニメ放送10周年記念本~』では奥小桃と共に蘭子の結婚式に出席している。現住所は「東京都東京区泉公園前1-2-3 すずめ荘203号室」。 一ノ倉 正男(いちのくら まさお) 29歳。山田姉妹の隣の部屋(201号室)に住む歌手志望の青年。マイペースな性格で音痴を気にしているあすに歌の特訓をしてあげた。当初は彼の歌声を聴いたきょうは幽霊と勘違いをしていた。音楽活動をしながらファンを増やした。彼のファンである女性たちが差し入れを持ってきてくれるため、食生活には困っていない。現住所は「東京都東京区泉公園前1-2-3 すずめ荘201号室」。 越後屋 金子(えちごや きんこ) 15歳。中学3年生。大企業「越後屋コンツェルン」の跡取りで、きょうとは違う中学(私立の女子校『清蓮白澄学園』)の生徒会長。倹約が趣味で極端に節約を好むがゆえに他の事でお金を費やすこともしばしばある。山田姉妹との交流で節約を覚え始めただけでなく、銀子と一緒にいることの大切さを思い出す。実は幼い頃、いたずらで銀子を怪我をさせてしまった為、その責任感で彼女が真似ても平気な完璧人間になるために節約家になったらしい。容姿端麗、成績優秀、文武両道だが、きょうと同様に料理は苦手で自覚がなかった。しかし、クレープの試食をきっかけにプロの料理人の下で修行し腕前を上げた。父親はアメリカ人、母親は日本人のハーフであり、髪は金髪(父親がアメリカ人であることによる遺伝)。 越後屋 銀子(えちごや ぎんこ) 9歳。小学3年生。金子の妹。あすの隣のクラスの生徒で、学級委員を務めている。姉をとても尊敬しており、大切に思う一方、節約に極端に拘る彼女にやや呆れ気味だったり、料理が苦手である彼女に恐怖することもある。また貧しくとも度が過ぎるほど仲が良い山田姉妹を羨ましく思っている。自分の気持ちを素直に言うのが苦手で周囲に対してぶっきらぼうな態度で接していたが、山田姉妹と接するうちに少しずつ丸くなっていく。あすをフルネームで呼んでいる。父親はアメリカ人、母親は日本人のハーフであり、姉と同じく髪は金髪(父親がアメリカ人であることによる遺伝)。
※この「山田姉妹を取り巻く人たち」の解説は、「貧乏姉妹物語」の解説の一部です。
「山田姉妹を取り巻く人たち」を含む「貧乏姉妹物語」の記事については、「貧乏姉妹物語」の概要を参照ください。
- 山田姉妹を取り巻く人たちのページへのリンク