小学校篇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:15 UTC 版)
田山(たやま) 声 - 井関佳子(アニメ映画) カイの小学校時代の担任。 金平 大学(かねひら だいがく) 声 - くまいもとこ / 松本梨香 カイの小学校時代のクラスのイジメっ子。カイとは犬猿の仲で、彼の事を「淫売の息子」と呼んでいた。あだ名はキンピラ。カイが高校生の頃は力士となっているが、相撲部屋の先輩曰く悪さばかりして受け入れてくれる高校がなく、父親が部屋の親方に大金を積んで預けられたらしく、十両となるまで家に帰れないとのこと。 亜理沙(ありさ) 声 - 広橋涼 森の端で働く母親の居ない少女。軽度の知的発達遅滞がありながらも、森のピアノを最後まで守ろうとした。 丸山 誉子(まるやま たかこ) 声 - 悠木碧 / 福田麻由子 第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区予選においてカイと出会った少女。実力は確かなものの家庭環境によるプレッシャーによるものか、あるいは生来のものなのか、重度のあがり症であり、そのことから周囲に対し必要以上に攻撃的なところがあった。しかしカイとの対話を通してそれを克服する(この時にカイから『便所姫』というあだ名を貰っている)。 カイの演奏に感化されてからは、それを認めない「コンクール」に対し度々挑戦をする。結果には必ずしも結びつかないものの、その演奏は音楽教師・司馬の目に留まり、以後彼に師事することになる。 カイとの再会を夢見ながら彼女はショパン・コンクール1次、2次予選をパスしていくが、密かに腱鞘炎を患っていたことが露見したために本選を辞退。その直後、大分で開催された「JAPANソリスト・コンクール」会場でカイとの再会を果たし、手を直して再度カイと同じステージで戦えるようになることを決意する。 佐賀 武士(さが たけし) 声 - 遊佐浩二 浪花音楽大学学長代理。少年時代、阿字野に憧れていた。彼自身も若いときにはピアニストを目指したが、指を痛め断念したいきさつを持つ。第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区でカイの演奏を聞いて驚愕したが、審査基準に従い0点と採点した。しかし本選で丸山誉子の特別賞受賞を提案して、「一線を越えた音楽家」に理解を示している。ショパンコンクール予選で誉子の腱鞘炎を見抜き、指導者である司馬に本選の辞退を進言するなど、物語上の役割はとても大きい。自分の心には非常に素直で歯に衣着せぬ言動で他人を苛立たせることも多いが、逆に気に入った人物には熱狂的ともいえるファンになる。 カイが扮装するマリアの演奏を聞きにPクラまで車を飛ばして聞きにくるほどの、マリアファン。カイがPクラを辞めた後は必死になってマリアを探していた。カイがマリアだと判明してからも変わらず彼を応援する。 司馬 高太郎(しば こうたろう) 声 - 家中宏 ハヤマ音楽大学附属ハヤマ音楽高等学院ピアノ科教諭。彼もまた、第56回全日本ピアノコンクール・中部南地区におけるカイの演奏に取り付かれた一人。同じようにカイを探していた誉子と出会い、彼女に音楽を教えていくことになる。 ベンちゃん 声 - 小野友樹 "森の端"の便利屋。ダルメシアンのてん丸(声 - 麦穂あんな)と一緒に大型トラックで様々な荷物を運ぶ仕事をしている。年齢は怜子の5歳年下、カイの10歳年上。カイの実の父親という噂も森の端でささやかれていたが、真相は不明。 ピエロのバイトの仲間たち ヴィオラの蒲田(声 - 財満健太)、チェロの高田馬(声 - 若林佑)、ヴァイオリンの品川(声 - 駒田航)、元ピアノ担当でヴァイオリンの渋谷(声 - 遠藤広之)の四人。カイが、中学・高校時代にピアノの才能を育むのに大いに協力したメンバー。カイがバイトをしているのを学校にばれるのを防ぐために、暑いさなかでも、ピエロの扮装をして路上コンサートを行っていた。
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