対日・対中政策とは? わかりやすく解説

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対日・対中政策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 04:22 UTC 版)

フランクリン・ルーズベルト」の記事における「対日・対中政策」の解説

中国経済的軍事的に弱体化して日本単独講和をする可能性があったため、ルーズベルト政権対中援助政策積極的に行った蔣介石国民革命軍日本軍敗北繰り返し多くヨーロッパ諸国アジア諸地域枢軸国占領され連合国戦線から脱落しているにも関わらずルーズベルト中国戦線からの脱落させないために軍事援助借款蔣介石カイロ会談出席台湾返還、さらに沖縄中国による領有主張し蔣介石沖縄領有断った)、中国常任理事国入り強く希望し米英ソ中が世界平和維持する四人の警察官構想」を抱いていた。ルーズベルト米英支援受けた中国軍中国日本軍撃破して、米軍B29機が中国から日本本土へ空襲中国軍朝鮮半島から日本本土侵攻する対日戦略を想定したが、これは中国戦力の実態認識していないルーズベルトテヘラン会談におけるソ連役割カイロ会談中国当てはめたようなものであまりにも理な作戦であった。しかも、ヨーロッパ戦線アメリカ主要な関心事だったので、中国戦線十分な物資割り当てることができず、1942年ビルマの戦い日本軍によって援蔣ルート遮断されると、1944年にそれが復活されるまでの間は物資輸送空輸に頼らざるを得ず深刻な物資不足に陥ったまた、中国列強ソ連とは軍事力工業力も経済力大きく隔絶していた。 アメリカ参戦して以降ルーズベルト外交政策について国務省をほとんど頼らずハリー・ホプキンスのような個人的特使大統領軍事顧問であるウィリアム・リーヒなどとだけ相談して物事進めてしまったため、国務省ルーズベルト描いている戦争遂行終結についての構想を全く知らされていなかった。 カイロ会談米英中は対日戦継続宣言したが、ルーズベルト期待反して1944年大陸打通作戦国民革命軍日本軍大きな打撃を受け、軍事的考慮よりも政治的考慮優先したルーズベルト対中政策統合参謀本部から強硬に批判されアメリカ側対日戦略をアイランド・ホッピング変更したルーズベルト対中姿勢理想的であったが、チャーチルとスティルウェルの対中姿勢現実的であったチャーチルは、中国対日軍事拠点とする事、蔣介石カイロ会談出席させる事、台湾中国返還する事に反対し、さらにスターリンに対して同じく中国へも常任理事国入りするのを反対した。回顧録では「(カイロ会談の時)蔣介石権力絶頂立っていた。アメリカ人の目には彼は世界第4位の国の指導者であり、新アジアチャンピオンだった。私はこういったものは過剰であって中国戦闘能力にしても未来地位にしても疑問思っていた」[要出典]。 これ以外にも、歴史家野党共和党議員などからは、「ルーズベルト日本軍真珠湾攻撃についての情報前もって入手しており、アメリカ第二次世界大戦参戦する理由づけとしてそれを看過した」と主張なされることがある詳細は「真珠湾攻撃陰謀説」を参照 また、アヘン戦争の頃から中国アヘンを含む貿易手広く行って財を為した母方の祖父影響で、ルーズベルト本人幼い頃から中国文化に深い愛着持ち中国人に対して同情的かつ友好的な考えを持つ親華派であることを明言していた。

※この「対日・対中政策」の解説は、「フランクリン・ルーズベルト」の解説の一部です。
「対日・対中政策」を含む「フランクリン・ルーズベルト」の記事については、「フランクリン・ルーズベルト」の概要を参照ください。

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