宮原運転所・向日町運転所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:25 UTC 版)
「国鉄165系電車」の記事における「宮原運転所・向日町運転所」の解説
国鉄宮原電車区時代の1965年に同区の定期運用充当車とは別に4両編成x8本計32両の波動対応用編成が新製配置された。主に大阪 - 富士宮間創価学会団体臨時列車に充当され、1966年3月25日ダイヤ改正より宇野まで延長された。 またこの波動輸送対応編成は、1966年から1968年にかけて向日町運転所(→京都総合運転所→現・吹田総合車両所京都支所)に一時的な転属をしたが、クハ165-118を除き宮原区復帰後の1972年に大垣電車区へ転出した。 宮原電車区波動輸送運用対応車(1965年 - 1972年) ← 宇野・大阪・富士宮 富士 → 製造クハ165モハ164モハ165クハ165転配1965年3月 日車 113 828 6 114 1966年10月1日 向日町運転所転出1968年10月1日 宮原電車区再転入1972年1月 - 3月 大垣電車区転出(クハ165-118を除く) 115 829 7 116 1965年9月 川車 117 830 8 118 119 831 9 120 1965年5月 汽車 121 832 10 122 123 833 11 124 1965年6月 汽車 125 834 12 126 127 835 13 128 備考 冷房化改造は大垣転出後の1975年 - 1977年に長野工場で施工 クハ165-118は1973年5月に神領区へ転出 上述した編成と入れ替わる形で1971年11月 - 12月にかけて下関運転所から以下の16両が波動運用対応として転入した。 宮原電車区下関転入波動輸送運用対応車(1971年 - 1973年) ← 宇野・大阪・富士宮 富士 → クモハ165モハ164クハ164クハ165転配48 507 5 109 1971年11月 - 12月 下関運転所転入1973年5月 神領電車区転出(クハ165-112のみ1975年1月転出) 51 510 6 110 52 511 7 111 104 68 8 112 備考 冷房化改造 以下の車両を除き神領転出後の1974年 - 1976年に長野工場で施工 クハ164-5 - 7:1972年6月 - 7月吹田工場施工 クハ165-112:1974年1月鷹取工場施工 本グループのうちクハ164-5 - 7は「鷲羽」「比叡」編成に組成されるモハ165形+モハ164形ユニットの冷房電源供給確保の観点から1972年夏期までに冷房化ならびに110 KVA MG搭載の改造を施工され、波動運用対応編成から除外。しかし残された編成とクハ164形全車はクハ165-112を除き中央西線全線電化用として1973年5月 - 6月に神領電車区へ転出し、一旦は波動運用対応編成は消滅した。 1974年から1975年にかけて下関運転所から8両編成x2本を組成するモハ167・166-10 - 15ならびにクハ167-19 - 22が転入。当初は6両編成x2本と大垣電車区から転入してきた非冷房のクハ164-1 - 4と4両編成x2本を組成して波動輸送対応とされたが、1978年にそれまでキハ58・65系で運転されていた大阪 - 長野・南小谷間夜行季節急行「ちくま」「くろよん」に波動運用対応編成を充当することになりクハ165形4両を加えて4両編成x6本に組成変更。167系冷房化改造が完了した1980年までにクハ164形は非冷房のまま廃車。新快速運用が終了したクハ165形4両へ置換えた上で編成番号K1 - K6の4両編成x6本に再組成された。 クハ167形は全車奇数(東海道本線基準で東京方)向へ方向転換した上で偶数(同神戸方)向にクハ165形を連結する4両編成x4本(K1 - K3・K5編成) 両端先頭車にクハ165形を連結する4両編成x2本(K4・K6編成) 宮原運転所K編成(1988年) ← 下関・大阪 長野・東京 → 編成番号クハ165モハ166モハ167クハ165orクハ167K1 115 10 167-22 K2 184 11 167-20 K3 158 12 167-21 K4 164 13 165-187 K5 168 14 167-19 K6 51 15 165-107 K編成は宮原所属でありながら、通常は京都総合運転所野洲派出所(現・網干総合車両所宮原支所野洲派出所)もしくは吹田工場高槻派出所(現・網干総合車両所高槻派出所)に留置され、上述した「ちくま」「くろよん」などの臨時列車や団体列車などへ充当され、分割民営化時には全車JR西日本に承継された。 1988年9月から年末まで本系列初の四国乗り入れとなる岡山 - 高松間臨時快速運用を担当。充当車両は瀬戸大橋線通過対策として下段窓固定化を施工。 1997年に「ちくま」「くろよん」運用を日根野電車区に移管し、クハ167形全車とMM'モハ167・166-12・13を除いて廃車。両先頭車にクハ165-167・168を組成する6両のK1編成に組み替えられたが、2001年に廃車となった。 宮原総合運転所K1編成(1998年) ← 下関・大阪 長野・東京 → クハ165-168 モハ166-13 モハ167-13 モハ166-12 モハ167-12 クハ165-187
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