完全生命体 イフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:44 UTC 版)
「ウルトラマンマックスの登場怪獣」の記事における「完全生命体 イフ」の解説
第15話「第三番惑星の奇跡」に登場。 ある日突然宇宙から降ってきた怪生命体。悪意も善意もない「決して開けてはならない」存在で、受けた相手の攻撃と同等の戦力を身につけ、反撃する特殊能力を有し、物理的刺激だけに留まらず、音による刺激でも変化を遂げる。以下の5形態が確認される。 第1形態 最初に宇宙から飛来、確認された際の状態。 白い繭状の状態で全く動かない。戦闘能力は特になく、かなり柔らかく、木の棒でつつかれた際、へこみはしたが、直ぐに元に戻っている。 第2形態 DASHが放った焼夷弾で焼かれたことで、体色が黒くなり、無数に棘が生えたウニのような姿に変貌した状態。 棘の先から、高熱火炎を放射できるようになり、これをDASHに対する対抗手段として用いている。 第3形態 DASHのミサイルとレーザー砲の攻撃を受け、さらなる進化を遂げた状態。 背中からミサイルやレーザーを発射する大砲のような器官と頭部が形成され、さらに4本の足を生やし、移動が出来るようになる。さらにレーザー銃を受けると、それらに対応して赤い目から、レーザーを発射できるようにまでになった。マックスのマクシウムカノンを受けて一旦爆発四散したが、直ぐ様再生しただけでなく、攻撃のさらなる刺激の影響で第4形態に進化した。 第4形態 マックスからのマクシウムカノンを受けたことで一旦、爆発四散した直後に再生した後、さらなる進化を遂げた状態。 姿が怪獣らしい姿に変化したことに加え、直立歩行形態に変化し、右前足が刀状の形をした右腕に変化しており、ここからマックスの放ったマクシウムカノンと同等の威力を持つ破壊光線を放つことが出来るようになる。マックスから受けた攻撃をすべて倍返しにしたうえに破壊光線の乱射を浴びせ、袋叩きにする。力尽きたマックスがミズキに促され、イフを残して飛び去った後、そのまま街を廃墟に変えて世界をも滅ぼす勢いにまでになるが、エネルギーが切れたのか途中で休眠状態に入っていたところを盲目の少女・アッコがピッコロの演奏を始め、その音色を聞いたことによる刺激を受けて最終形態に進化する。 第5形態(最終形態) 盲目の少女・アッコが奏でるピッコロの音楽をコピーしたことで楽器を纏った女神像の形態に進化した状態。 最初は第4形態の容姿に楽器状の気管が一部だけに形成され、アッコの奏でる音楽に合わせながらも、不完全な音色を奏でることしか出来なかったが、アッコとの合奏を度重ねていくうちに、刀状の右腕がラッパのような楽器に変化し、それに合わせて全身がハープやユーフォニアムなどの様々な楽器を模した気管へと変化を遂げたことで様々な音色の音楽を奏でられるようになり、顔も怪獣の顔付きから、女神像の顔付きに変化した。最終的にアッコと「合奏」しながらマックスに宇宙へ誘導される。 スーツアクター:末永博志、永田朋裕 劇中アッコとイフが「合奏」するのは、ショパンの「別れの曲」。 デザインは、書籍『ファンタスティックコレクション』ではNAKA雅MURA、雑誌『宇宙船 YEAR BOOK 2006』では酉澤安施と記載している。 デザイン画の名称は「ゼロ」。 造型費は通常の5倍ほどになったが、プロデューサーの八木毅は脚本を読んで傑作になると感じOKを出したという。 セル版のDVDには、本編15話とは別の展開を見せるIFエンドが特典で収録されている。ウルトラマンマックス#DVDでの変更点・追加点を参照。 書籍によっては、各形態を第1型 - 第4型、最終型と記載している。 テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』第3話では、新条アカネの部屋の棚にイフのフィギュアが飾られている。同話でグリッドマンが敗北するという展開からウルトラマンを倒した怪獣でまとめられている。
※この「完全生命体 イフ」の解説は、「ウルトラマンマックスの登場怪獣」の解説の一部です。
「完全生命体 イフ」を含む「ウルトラマンマックスの登場怪獣」の記事については、「ウルトラマンマックスの登場怪獣」の概要を参照ください。
- 完全生命体イフのページへのリンク