天上の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 20:32 UTC 版)
チャート 空の大陸全土を治める人物。千里眼で世界の全てを見渡すことができるという。次元を操るなど、強大な力を持つ。 神獣の親にふさわしくないということで一度八満を殺そうともしたが、シアンの説得もあり、現在はポン太の成長を見守っている。ヴァイスの時代から生きていることから寿命も相当なものである。普段からローブを外さないため、姿を見た人はいない。 エル シアンの妹。空の大陸から地上へ時々ホーウィとともにやってくる。シアンを「ちゃい姉さま」と呼んで慕っているが、八満のことを「悪人」と呼んで敵対している(心底から嫌っていないが)。 ホーウィ 空の大陸に住む黄色い鳥。ポン太と違い、人間の言葉を喋ることができる(もっとも、空の大陸ではそれが当たり前らしいが)。語尾に「〜なのよ」と付けるのが癖。気弱な性格であるが故、しょっちゅう八満にいじめ抜かれている。人間一人くらいならなんとか空中を運べる。普段はエルのお守をしているのか、エルが地上に来るたびに一緒についてくる。 セリーズ シアンの姉。おっとりとしているが我侭な性格。エルからは「でか姉さま」と呼ばれている。 普段は空の大陸に暮らしているが、魔獣カード収集の趣味が高じて地上へ遊びにやってきた。清丸の被り物を魔獣だと勘違いし、被り物のカードを作らせて欲しいとねだり、あの清丸を慌てさせた人物。シアンの怒りっぽさの原因は自身の我儘な言動にあるようだが、普段は妹思いのいい人である。 名前の由来はフランス語でサクランボ色を表すセリーズ(Cerise・赤みの強いピンク色)から。 シアンの父 名前は不明。セリーズ・シアン・エルら三姉妹の父。ヤクザのような風貌で、かなり強面で凶暴。そのために八満の両親から怖がられた。娘達と同じく度々地上へとやってくる。見た目は怖いが娘思いで、シアンを心配し、助けになればと空の果物を送ったり、エルが家出した際はショックで家出したこともあった。 エルとセリーズと一緒に最終巻のカバーに登場している幸運な人。 なお、三姉妹の母である妻の詳細(生死)は不明。 シェンナ チャートの命により、神獣とその親の調査のために地上に派遣された天上人の少女。最初は八満を酷評していたが、シアンの意見により報告を後回しにした。 見た目は人間と変わりないが、その正体はカードが意志を持つよう加工され、具現化した存在。八満をヴァイスの元へ送るため、一度力を使い果たして消えたが、チャートにより、再び肉体を与えられた。 名前の由来は顔料に使われるシェンナ(sienna・黒味を帯びた黄褐色)から。 クリムソン ポン太を狙う海賊船船長。当初は目的のためには手段を選ばない残忍な性格だったが、息子のオーキッドが登場してからはお茶目な面が目立つようになった。妻を亡くしたシングルファーザーで、シアンを後妻に迎えようと企んでいる。反抗期真っ只中である息子に弱い。シアンを後妻にしようとしているが、ロケットペンダントに写真を入れたり、毎年墓参りに行ったりと、今も亡き妻を大切に思っているのは確かである。 モデルは『ピーター・パン』の海賊フック船長。名前の由来は古くから染料として使われるクリムゾン(crimson・紫がかった濃い赤色)から。 スミー クリムソンの付き人。海賊一家の身の回りの世話をしている。海賊の中では割とまともな老人。オーキッドも信頼しているのか、スミーには授業参観のことを話したりしているらしい。 モデルは『ピーター・パン』の海賊船水夫長のスミー。 セルリア クリムソンの妻で、オーキッドの母親。すでに故人だが、クリムソンとオーキッドの仲を心配して霊となって地上に降りてきたことがある。幽体だったため、他人の体に乗り移ってクリムソンに会おうとしていたが、乗り移った人全てが男性だったため(夫や息子が他の女性と抱き合う様を見たくないがためと思われる)、中々クリムソンに会えなかった。お仕置きはロープで縛り付けて宙ぶらりんにするというもの。 名前の由来は、青色の顔料セルリアンブルー(cerulean blue)から。 ヴァイス 上の世界から来た謎の男性。神獣の親を捜して地上にやってきた。 実は1000年前の神獣であり、ポン太の前世にあたる存在。1000年前、母親となった女性に一度叱られ、自身を見てくれなくなったことで「寂しさ」と「我慢」を覚え、母親に愛されたい思いから自分を押し殺し続けた結果、自身が負の力へ進む傾向を見せたため、チャートにカードとして封印された。1000年後、新しい母を求めてチャートの肉体を奪い、シアンを新しい母に選ぶも、ポン太と八満の妨害を受け抵抗した末に力を失い、ポン太とそっくりの姿に戻った。 名前の由来はドイツ語で白色を表すヴァイス(Weiß)から。
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