地魔神(ゲー・ディーバ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:53 UTC 版)
「輝竜戦鬼ナーガス」の記事における「地魔神(ゲー・ディーバ)」の解説
地魔神は、地の力を司る魔神である。人間界に存在する大地や岩の力、人間外の獣や虫の力を己の力とする。特有の能力として隠形の術があるが、全ての地魔神が持ち得るものかどうかは不明である。風魔神と同様に、ヴァグーラの恐怖の支配を受け、あるいは自ら進んで、炎界側に味方している。死ぬとその身体は土塊となって崩れていく。 ドリワーム ヴァグーラの命を受け、ナーガス討伐のために人間界にやってきた地魔神。老人のような顔の頭部から何本もの触手を生やしたカマキリのような姿をしており、配下として環形動物に似た(最大3メートルにもなる海生種で肉食のオニイソメがやや近い)「虫」を操る。 虫は人間の体内に寄生し、備えた鋭い牙によって人間の肉体を食い破る。この虫により、沙智以外の竜輝のクラスメート全員(+教師2名)が無惨な死を迎えた。ドリワーム本体の触手は虫よりは強靱。また、損傷から再生する際に形態を変えることがある(作中では鞭状→牙を持つ蛇状になった)。 名を上げるために竜輝を魔神化させて倒そうと目論んだことがあだとなって、ナーガスの力を目覚めさせてしまう。 クザン グライマー配下の地魔神。富士五湖の越界の鏡の監視を、人間界側で行っている。鎧武者のような風体をしている。性格的にも狂暴残酷な同僚とは一線を画し誇り高く、形式上は上役のグライマーにも一切媚びへつらいはしない。グライマーよりナーガス討伐を命じられ、ヴァグーラに地魔神の力を見せつけるべく、同僚のガルカイン、バリオンスクスと共にナーガスの前に姿を現す。 両手首から大ぶりの曲刀状の刃、「岩斬剣」を生やしており、実際は岩どころかダイアモンドすら切り刻む硬度を持つ。また、全身を包む鎧もナーガスの爪を受け付けず、サラマンドラバーンにすら耐えたが、超高熱から体内までは守りきれなかった。 名前の由来は「クザンナイフ」から。 なお、同じくガンガンに連載されていた『南国少年パプワくん』に、クザンとの戦闘中にコマ外に書かれた「ナマヅメハーガス」というシャレから生まれたゲストキャラクターが登場する。使用技岩斬剣 ガルカイン グライマー配下の地魔神。クザンらと共に行動している。細長い頭部を備えた頭と、滑空用の皮膜状の翼を持つ、どことなく爬虫類めいた印象の姿をしている。 舌はストロー状になっており、獲物の精気を吸い取ることができる上、自分の意志で根元付近から何本にも枝分かれさせ、獲物を拘束することもできる。また、細長い頭部は破壊しても大きなダメージにはならず、中に詰まっている「吸精銛」という無数の器官で敵を串刺しにし、こちらからも精気を吸うことができる。 ナーガスが現れるまで、竜ヶ岳で退屈しのぎに人間の精気を吸っていたが、ミイラ状の遺体が残るため、謎の怪死事件として話題になっていた。 少女が餌食になる有様は作中屈指のショッキングシーンである。 バリオンスクス グライマー配下の地魔神。クザンらと共に行動している。ワニのような頭をしているが、身体には四肢はなく、蛇のようである。地中を自在に動き回る力があり、敵の不意を突いて地面から顔を出し、鋭い牙を備えた強靱な顎で噛みつき、人間程度なら、そのまま地中に引きずり込むこともできる。 ナーガスが現れるまで、ガルカインと共に、竜ヶ岳で退屈しのぎに人間を襲っていた。 ゴウライ ギレウス配下の地魔神、額に4又に枝分かれした形状の角を持つ、恐竜のような印象がある(ブロントテリウムなど異形の角を生やしていた古代サイのようでもある)が、上腕は逞しい人間のものである。 左右3つずつ横に並んだ眼を持つ。ビルの壁面など二次元上を転移すると思しき能力を持ち、建造物ごと壁面を破壊して実体を現す。角より放出する雷撃は一撃で建造物を半壊させるほどの力があり、壁の中からでも使用できる。 ヴァグーラからギレウス経由で伝えられた「人間共に神の意志を見せつけよ」という命に従い、思うがままに力を振るう。使用技裂空砕迅槌 ドーベント ヴァグーラの侍従長。齧歯類にも似た小動物のような姿をしている。手指は4本で非常に長い。属する界は作中では最後まで不明だったが、実は地魔神である。速い時期ににヴァグーラに取り入って成り上がった、典型的な日和見主義者。忠誠心自体はあまりないようである。 ヴァグーラからは(「いつでも使い捨てられる、便利な道具」という認識かもしれないが)それなりに働きを評価されている模様で、六将軍やボレアースなどを呼び出す役目を与えられたり、ギレウスの秘密を明かされたりしている。しかし最終決戦ではヴァグーラが一切意に介することなく本性を現したことで崩壊した城の下敷きとなって死亡した。 初期設定でのモデル及び名前の由来は、アイアイ (daubentonia) である。
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