地方私鉄・第三セクター鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 17:32 UTC 版)
「食堂車」の記事における「地方私鉄・第三セクター鉄道」の解説
いすみ鉄道「レストラン・キハ」 JR西日本から譲渡されたキハ28 2346や新造の気動車「ムーミン列車」を観光用目的で食堂車として運用する。 クロスシートの半分をテーブルで覆いカレー列車・伊勢海老特急・刺身列車・イタリアランチクルーズなど後述する大正ロマン号と同じスタイルで提供するが、調理室を持たず、調理済みの料理を搬入する形態のため厳密な意味での食堂車ではない。 小湊鐵道「懐石列車」 養老渓谷 - 五井間で毎月中旬の2日間に運行されるレストラン列車。要予約。懐石料理を提供するが、車内で調理せず、完成した料理を持ち込む形式となる。 伊豆急行 「THE ROYAL EXPRESS」 2100系電車5次車を改造。全席予約制で、JR東日本の東海道本線・伊東線に乗り入れて横浜駅 - 伊豆急下田駅間で運行され、宿泊つきのコース「クルーズプラン」と日帰りの「食事付き乗車プラン」がある。 伊豆急行の食堂車としては開業時に運行された「スコールカー」以来となる。 富士急行「富士山ビュー特急」 富士急行8500系 1号車車内 2016年4月28日より8500系電車で運行開始。土日祝日運行3往復のうち2往復はスイーツプラン設定列車となり、要予約の1号車特別車両でスイーツやドリンクを提供する。 しなの鉄道「ろくもん」 2014年7月11日より運行開始。2号車にキッチンを設け創作和食などのコースを提供する。 食事を利用する場合は食事付きプランを申し込む必要があるが、乗車券と指定券を購入すれば食事なしでの利用も可能。 あいの風とやま鉄道「一万三千尺物語」 413系電車を改造し、寿司などの和食を提供する。2019年4月6日の運行開始時点では、寿司をメインとした富山駅・泊駅間の「富山湾鮨コース」と、和風懐石料理を提供する富山駅・黒部駅間の「懐石料理コース」が設定されている。 のと鉄道「のと里山里海」 2015年4月29日よりNT300形を使用し運行開始。休日運行の「ゆったりコース」ではスイーツ・寿司・地酒などを提供する(提供内容は便により異なる)。車内での調理はおこなわない。 食事を利用する場合は食事付きプランを申し込む必要があるが、運賃と座席指定券を購入すれば食事なしでの利用も可能。飲料などの販売もある。 明知鉄道「大正ロマン号」 2011年3月12日より運行を開始。定期急行列車「大正ロマン号」の下り明智行きのみイベント用車両を食堂車として増結する。料理の内容は時期により異なる。ただし食堂車の予約が最少催行人数に満たない場合は一般車のみの運転となる。 食事は要予約。食事を利用しない場合、併結される一般車には運賃のみで乗車可能。 北近畿タンゴ鉄道「丹後くろまつ」 2013年4月14日から運行が開始された座席定員制列車「丹後あかまつ・丹後あおまつ」に充当されるKTR702・708と統一した水戸岡鋭治によるデザイン・モチーフならびに「『海の京都』の走るダイニングルーム」をコンセプトに、KTR707へ木材を多用した内装への改装およびキッチンやサービスカウンターを設置するなどの改造を施工し、2014年5月25日から運行を開始したレストラン列車。全席インターネットでの予約制でスイーツ・ランチ・地酒などのコース料理を提供する。 平成筑豊鉄道「ことこと列車」 400形の401・402を改造(デザインは水戸岡鋭治)。直方駅・行橋駅間で2019年3月21日より運行され、フランス料理が提供される。後述の肥薩おれんじ鉄道同様に、食堂車運行開始に合わせて田川伊田駅にマルシェを設置している。 肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」 2013年3月24日より、HSOR-114・116を改造して供食設備を追加した観光列車「おれんじ食堂(Orange restaurant express)」を運行している。この列車では提供する料理のメインディッシュは沿線業者からのデリバリーであるが、米飯やスープは車内で調理する。 食事を利用する場合は食事付きプランを申し込む必要があるが、運賃と座席指定券を購入すれば食事なしでの利用も可能。
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