わ‐し【和紙】
読み方:わし
ミツマタ・コウゾ・ガンピなどの靭皮(じんぴ)繊維を原料として、手漉(す)きで作る日本古来の紙。強靭で変質しにくく、墨書きに適する。美濃紙・鳥の子紙・奉書紙など。俗には、和紙に似せてパルプ・マニラ麻などを機械で漉いた洋紙も含めていうことがある。日本紙。わがみ。⇔洋紙。
[補説] 本美濃紙・細川紙・石州半紙は、平成26年(2014)「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」の名称でユネスコの無形文化遺産に登録された。
書名別項。→和紙
わし【和紙】
和紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 15:38 UTC 版)
和紙(わし/わがみ)は、日本古来の紙。欧米から伝わった洋紙(西洋紙)に対して、日本古来の以下の原料などで漉かれた紙を指す[1]。日本紙と同義。
注釈
- ^ 履中天皇の在位期間と西暦の換算については、履中天皇及び上古天皇の在位年と西暦対照表の一覧を参照。ここでは出典『和紙の源流』の記述に従っている。
- ^ 仏教伝来の時期についても諸説あり、538年説、552年説などがある。詳細は仏教公伝#公伝年代をめぐる諸説を参照。
出典
- ^ a b c d e 「和紙の未来を考える」『日本経済新聞』朝刊2021年5月16日9-11面
- ^ a b 「フキの和紙 味わい豊か/釧路市、販売再開/模様・手触りに個性、扇子にも」『日本経済新聞』夕刊2018年5月22日社会・スポーツ面掲載の共同通信記事。
- ^ “和紙について”. 株式会社モリサ. 2024年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月28日閲覧。
- ^ 紙の歴史:紙の基礎知識|紙を選ぶ|竹尾 TAKEO
- ^ a b c 『和紙の源流』p129
- ^ a b c d e f g 『和紙の源流』p131
- ^ 越前市公式HP 旧今立町 小学校社会科副読本 今立町の歴史年表p2。2014年11月9日閲覧。
- ^ “図書寮(改訂新版 世界大百科事典)”. コトバンク. DIGITALIO. 2023年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月28日閲覧。
- ^ “流漉(百科事典マイペディア)”. コトバンク. DIGITALIO. 2024年6月28日閲覧。
- ^ 『和紙つくりの歴史と技法』p118-120「武家社会にふさわしい杉原紙」
- ^ 『紙の文化事典』p224-226
- ^ 『和紙の源流』p158-159「武家社会の象徴といわれる杉原紙」
- ^ 湯川敏治「戦国期近衛家の家産経済の記録 -『雑事要録』『雑々記』について-」(初出:『史泉』57号(関西大学史学会、1982年12月)・所収:湯川『戦国期公家社会と荘園経済』(続群書類従完成会、2005年) ISBN 978-4-7971-0744-9 第2部第1章)
- ^ https://www.hidakawashi.com/jp/paper-TENGU/restoration/index.html
和紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:19 UTC 版)
小川和紙の歴史は古く、その起源は1300年前にさかのぼると言われている。特に特産品である手漉きの「細川紙」は、国の重要無形文化財の指定を受けており、2014年には、隣接する東秩父村と共に伝承されている「細川紙」の技術が「和紙・日本の手漉き和紙技術」としてユネスコ(国際連合教育科学文化機関)無形文化遺産に登録されている。 太平洋戦争末期、風船爆弾の製造に当たっては実験段階から主に小川和紙が使用された。これは小川和紙が繊維が長く強度に優れる「細川紙」であること、和紙産地の中で小川町が比較的東京に近いことなどによる。
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和紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)
「日本の発明・発見の一覧」の記事における「和紙」の解説
中国から伝来した紙は、平安時代には様々な種類が国産化され、後に和紙として独自の成長を遂げた。
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和紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 19:30 UTC 版)
北海道釧路市の旧音別町地区では、アキタブキから漉いた和紙を「富貴(ふき)紙」と命名して商品化している。
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和紙
「 和紙」の例文・使い方・用例・文例
- 和紙
- 竹と、植物油で防水加工された和紙でできています。傘を差すとすてきな雨音を楽しめます。
- 私は和紙に関わる仕事がしたいです。
- 和紙.
- 藍染めにした仙花紙という和紙
- 青花紙という和紙
- 厚手の和紙
- 鳥の子紙という和紙
- 薄白という,白い和紙
- 和紙製の,保温性にすぐれた衣服
- 和紙をすくことを職業とする人
- 和紙をすくこと
- 和紙製の袋の中にわらを入れて作ったふとん
- 雁皮紙という和紙
- 紙幣や証券などに使う厚くて強い上質の和紙
- 国栖紙という和紙
- 行成紙という,模様入りの和紙
- 高野紙という和紙
- 小菊という,小判の和紙
- 小判の杉原紙という和紙
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