周波数応答とは? わかりやすく解説

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周波数応答(振動・音)

英語 frequency response (vibrationsound)

振動入力受けた構造体が、入力に応じて出力(応答)するなんらかの量を、周波数独立変数として表したもの。入力としては加振力、応答としては変位速度加速度、音、応力、ひずみなどが扱われる単位入力対するこれらの応答周波数ごとに表示するのが一般的である。自動車振動騒音に関する開発では、各部品および、それらを結合した構造体の周波数応答が把握される例えパワープラント懸架系などの取付け部における、振動入力対す車体振動車内音の周波数応答をもとに、敏感な周波数について車体のみでなくパワープラント懸架系などの振動にも注意払われシェイクこもり音などの問題への対応がなされる


周波数応答(操縦安定性)

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

周波数特性

(周波数応答 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 05:41 UTC 版)

周波数特性(しゅうはすうとくせい)とは、周波数と何らかの物理量との関係を表したものである。英語で"frequency response"となることからf特f特性と呼ばれることもある。


  1. ^ トランジスタ技術 2004年9月号 p109


「周波数特性」の続きの解説一覧

周波数応答

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 17:21 UTC 版)

コムフィルタ」の記事における「周波数応答」の解説

フィードフォワード型で α {\displaystyle \alpha } を様々な正の値にしたときの応答特性振幅のみ) フィードフォワード型で α {\displaystyle \alpha } を様々な負の値にしたときの応答特性振幅のみ) Z領域表される離散時間系の周波数応答を得るには、 z = e j ω {\displaystyle z=e^{j\omega }} と置き換える。すると、フィードフォワード型コムフィルタ伝達関数次のうになる。   H ( e j ω ) = 1 + α e − j ω K {\displaystyle \ H(e^{j\omega })=1+\alpha e^{-j\omega K}\,} オイラーの公式を使うと、周波数応答は次のように表すこともできる。   H ( e j ω ) = [ 1 + α cos ⁡ ( ω K ) ] − j α sin ⁡ ( ω K ) {\displaystyle \ H(e^{j\omega })=\left[1+\alpha \cos(\omega K)\right]-j\alpha \sin(\omega K)\,} 位相無視して振幅周波数特性だけを必要とすることが多い。それは次のように定義できる。   | H ( e j ω ) | = ℜ { H ( e j ω ) } 2 + ℑ { H ( e j ω ) } 2 {\displaystyle \ |H(e^{j\omega })|={\sqrt {\Re \{H(e^{j\omega })\}^{2}+\Im \{H(e^{j\omega })\}^{2}}}\,} フィードフォワード型コムフィルタでは、これが次のうになる。   | H ( e j ω ) | = ( 1 + α 2 ) + 2 α cos ⁡ ( ω K ) {\displaystyle \ |H(e^{j\omega })|={\sqrt {(1+\alpha ^{2})+2\alpha \cos(\omega K)}}\,} ( 1 + α 2 ) {\displaystyle (1+\alpha ^{2})} という項は定数であり、残る 2 α cos ⁡ ( ω K ) {\displaystyle 2\alpha \cos(\omega K)} は周期関数である。したがってコムフィルタ周波数特性周期的である。 右の2つの図は様々な α {\displaystyle \alpha } の値について、周波数特性周期性表したのである次のような特性が重要である。 応答周期的に局所最小値落ち込み(「ノッチ」などと呼ぶ)、周期的に局所最大値になる(これを「ピーク」などと呼ぶ)。 最大と最小は常に 1 から等しい距離にある。 α = ± 1 {\displaystyle \alpha =\pm 1} のとき、最小振幅ゼロになる。この場合局所最小値を「ヌル」などと呼ぶ。 α {\displaystyle \alpha } が正のときの最大と α {\displaystyle \alpha } が負のときの最小は同じ周波数であり、逆も同様である。

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周波数応答

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コムフィルタ」の記事における「周波数応答」の解説

フィードバック型で α {\displaystyle \alpha } を様々な正の値にしたときの応答特性振幅のみ) フィードバック型で α {\displaystyle \alpha } を様々な負の値にしたときの応答特性振幅のみ) フィードバック型コムフィルタのZ領域表現z = e j ω {\displaystyle z=e^{j\omega }} と置き換えると、次の式が得られる。   H ( e j ω ) = 1 1 − α e − j ω K {\displaystyle \ H(e^{j\omega })={\frac {1}{1-\alpha e^{-j\omega K}}}\,} 振幅周波数特性次のうになる。   | H ( e j ω ) | = 1 ( 1 + α 2 ) − 2 α cos ⁡ ( ω K ) {\displaystyle \ |H(e^{j\omega })|={\frac {1}{\sqrt {(1+\alpha ^{2})-2\alpha \cos(\omega K)}}}\,} こちらも周期的な特性となっていることを右の2つの図で示す。フィードバック型コムフィルタフィードフォワード型次のような点が共通である。 応答周期的に局所最小値局所最大値繰り返す。 α {\displaystyle \alpha } が正のときの最大と α {\displaystyle \alpha } が負のときの最小は同じ周波数であり、逆も同様である。 しかし、上の式で全ての項が分母にあることから、重要な差異もある。 最大値と最小値は 1 から等しい距離にあるわけではない。 | α | {\displaystyle |\alpha |} が 1 未満のときだけ安定である。図を見て分かるとおり | α | {\displaystyle |\alpha |} が大きくなると、最大値振幅急激に増大する

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