吉田 - 内野間の増発社会実験とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 吉田 - 内野間の増発社会実験の意味・解説 

吉田 - 内野間の増発社会実験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:53 UTC 版)

越後線」の記事における「吉田 - 内野間の増発社会実験」の解説

吉田以北沿線2自治体のうち、新潟市2007年4月1日から政令指定都市移行したに伴い越後線沿線西川・巻・岩室各地区は西蒲区区域となり、巻駅近く区役所置かれた。同市内JR線市内8行政区のうち南区を除く7行政区経由している。西蒲区を除く6行政区については、新潟駅から区役所等(北区中央区江南区秋葉区西区=各区役所東区=東区役所石山出張所所在駅までの運行間隔昼間20分間となっているのに対し西蒲区全域を含む内野以西区間は、昼間50 - 70分間となっていた。また交換設備設けられていない駅が多いため列車増発限界があり、後述する強風による遅延運休頻発するなど設備上の問題点山積している上、越後線並行する国道116号交通量増加によって渋滞速度低下慢性化しつつあった。 このため燕市新潟市沿線各地区の住民組織沿線所在する大学専門学校各校などはJR東日本新潟支社対し交換設備増設など設備面の改善と、吉田 - 内野間の運行間隔を他区間同様20分間隔に短縮するなど運行体制改善求めている。特に新潟市は、公共交通振興目指し2008年春策定した中期計画にいがた交通戦略プラン」において「越後線利便性向上」を重点プロジェクト一つとして挙げており、運行頻度向上や各駅の利用環境改善交通結節機能強化などを課題としている。また2010年12月には西蒲・西両区の自治協議会吉田 - 内野間の列車増発求め要望書と共に合計約41千人分の署名を市に提出したのを受け、市は2011年1月JR東日本新潟支社署名簿を提出し列車増発などを要望。これに対しJR東日本新潟支社側は「前向きに検討したい」と回答したこうした経緯経て2012年3月17日JRグループダイヤ改正合わせ越後線データイム利便性向上目的とした社会実験が、JR東日本新潟支社と両市の共同により3年間にわたって実施されることになり、データイム内野 - 新潟間の列車を計3往復延伸してダイヤ等間隔化し10 - 15時台の吉田 - 内野間を40分間隔で運行するダイヤ編成された。なお、延伸している3往復吉田 - 内野間は通年運行臨時列車扱いとなっていた。新潟市沿線3駅にパークアンドライド用の駐車場確保したほか、新潟交通グループ協力得て岩室駅巻駅越後曽根駅越後赤塚駅発着する路線バス・コミュニティバス増発や、吉田駅発着して岩室温泉などに至る西蒲区バス試験運行実施するなど、列車増発付帯する社会実験併せて実施した。ただし吉田駅以南方面列車弥彦線との接続に関しては、弥彦線東三条駅信越本線普通列車長岡 - 新潟間、昼間概ね60分間隔)との接続優先するダイヤ編成している関係から、吉田駅各方面間との乗り継ぎ時間延伸した時間帯生じた。 この社会実験では吉田 - 内野間の1日あたり平均利用者数を、2011年比で350増加させることを目標値としていたが、同年9月速報値として公表された、3月から6月までの4か月間の1日平均利用者数は8,620人で、前年同期比20人の微増という数値とどまった。さらに2013年11月8日公表された、前年8月から7月までの1年間1日平均利用者数は8,400人で、沿線高等学校募集定員削減通学者減少などの影響から、実験前の同期比から60人をも下回る結果となった。両市では延伸3往復定期運行化について可否判断される2014年秋までに目標値クリアすることを目指して、沿線市民対し越後線利用促すどしたが大きな変化はなく、2014年12月JR東日本新潟支社目標とした利用者の増加に至らなかったとして、2015年3月14日ダイヤ改正社会実験前の運行本数減便し、再び昼間60分間隔とすると発表した

※この「吉田 - 内野間の増発社会実験」の解説は、「越後線」の解説の一部です。
「吉田 - 内野間の増発社会実験」を含む「越後線」の記事については、「越後線」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「吉田 - 内野間の増発社会実験」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉田 - 内野間の増発社会実験」の関連用語

吉田 - 内野間の増発社会実験のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉田 - 内野間の増発社会実験のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの越後線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS