合力

デジタル大辞泉

ごう‐りき〔ガフ‐〕【合力】

読み方：ごうりき

［名］(スル)

１ 力を貸すこと。助力すること。

「かくばかり見えすいた徒労に—するものは、一人もなかった」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉

２ 金銭や物品を与えて助けること。

「一銭二銭の—を願っていましたが」〈有島・片輪者〉

こう‐りょく〔カフ‐〕【^▽合力】

読み方：こうりょく

《「ごうりょく」とも》「ごうりき（合力）」に同じ。

ごう‐りょく〔ガフ‐〕【合力】

読み方：ごうりょく

［名］(スル)

１ 力学で、物体に二つ以上の力が作用するとき、それらの力と効果が等しい一つの力。合成力。⇔分力。

２ ⇒ごうりき（合力）

大車林

合力

英語 resultant force

2つ以上の力を加え合わせ、ひとつの力として表すこと。力の大きさと方向はベクトルにより表される。例えば、大きさが同じで互いに90度の角をなす力を合成すると、その中間の45度の方向にルート2(平方根2)倍の力が働いたのと同じである。力の平行4辺形という原理があり、2つの力は、2つの力の方向がはさんだ平行4辺形の対角線の方向で、大きさは対角線の長さとなる。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

歴史民俗用語辞典

合力

読み方：ゴウリキ（ｇｏｕｒｉｋｉ）

金品を与えたすけること。

隠語大辞典

合力

読み方：ごうりき

1. ①詐欺賭博の助力者。②乞食のこと、又「さんが」ともいう。

合力

読み方：ごうりき

1. 〔賭〕詐欺賭博の補助者、又は助成役のこと。「ダチ」の一種。「ウベ」に同じ。
2. 詐欺賭博の相棒又は助成役のこと。
3. 賭博の世話人。
4. 表面は賭金の張方、寺銭の出し方等を世話する役であるが、其の実は、胴親の傍に坐し、胴親が壷を伏せる際に機敏に之を観て仲間の者に合図を以て知らしめる信号役である。
5. 詐欺賭博の助力者。

分類 ルンペン／大阪、詐欺犯／犯罪、賭、賭博

合力

読み方：ごうりき

1. 乞丐を云ふ。又、「さんが」をも云ふ。

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合力（ごうりき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/04 07:48 UTC 版)

「手本引」の記事における「合力（ごうりき）」の解説

盆の世話役のこと。中盆（なかぼん）、出方（でかた）、脇（わき）とも言う。合力の役目は多彩で、進行係、あおり役、配当計算、配当付け、賭け金の回収、イカサマの監視、手入れの時には賭客を逃がすために身体を張って警察の進入を防ぐのもその役割で、熟練者の兄貴分が受け持つことが多い。上半身裸に晒を巻いておくか、もしくはダボシャツにステテコといった下着姿。胡座（あぐら）でも構わないが、正座をして手のひらを上に向け膝に乗せておくのが、礼を弁えた基本姿勢である。大規模な盆になると合力が4人に増えることもある。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

合力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 08:52 UTC 版)

名詞

合 力

1. （ごうりょく） (力学) 合成した力。
   • 私たちが暮らす地球上では、地球の引力が働くとともに、地球の自転による遠心力も働いています。重力は、地球の引力と遠心力の合力です。（国土交通省「平成29年度国土交通白書」）〔2017年〕^[1]
2. （ごうりょく、こうりょく、ごうりき）力を貸すこと。
   • 家康からの内書には、上方の急変を告げてあった。それについて、柳生家もこの際できるかぎりの、兵員を至急ととのえ、関東軍の出向うまでに、その戦場へ駈けつけて合力するように――とのことだった。（吉川英治『剣の四君子』）〔1940年〕^[2]
3. （ごうりょく、こうりょく、ごうりき）金品を恵むこと。
   • のみならず家康の妾お万の方も彼女の生んだ頼宣のために一時は彼に年ごとに二百両の金を合力していた。（芥川龍之介『古千屋』）〔1927年〕^[3]

対義語

語義1

• 分力

翻訳

語義1

• 英語: resultant force

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「合力」の例文・使い方・用例・文例

• 弊社のエンジニアが日本国内で販売されている同様の製品と仕様を比較した結果、非常に競合力があると判断いたしました。
• 合力.
• 合力を受ける
• （分子の）結合力
• 化合力
• 結合力がある機関
• 法的か結合力を欠くさま
• 支持と安定性の中心結合力がある源