初期活動―本部福岡移転までとは? わかりやすく解説

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初期活動―本部福岡移転まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 06:45 UTC 版)

聖母訪問会 (1915年創立)」の記事における「初期活動―本部福岡移転まで」の解説

エミール・ラゲは、来日直後黒島平戸馬渡島での活動傍ら1886年明治19年)より平戸田崎愛苦会を霊的物的援助。同会の会則起草した1907年明治40年鹿児島主任時代に、洋式修道院建設し田崎愛苦会の女性信者数名を招き教育携わった。愛苦会の程度高めて布教事業良き協力者育てるためであった1910年明治43年1月6日御訪問の愛苦会を結成する1914年明治44年ラゲ浦上天主堂主任司祭となり転任し、愛苦会員らは各所適当なに就き4、5働いていた。 1915年大正4年2月20日御訪問の愛苦会の4名の修道女が、当時北米カリフォルニア州日本移民の間で活動していたブルトン神父依頼渡米することとなったラゲ宅地売却し、約3,000円を会の基本金として持参させた。同年3月23日、4名はサンフランシスコ埠頭ブルトン神父出会い、のちに聖母訪問会となる集団事実上始動したそのあと追って10名の会員らが渡米し育児院「シスターズ・ホーム」、幼稚園小学校サンフランシスコロサンゼルスシアトル開設する事業関与した1921年大正10年6月1日、愛苦会員らはブルトン神父とともに日本帰った。愛苦会員らは同年8月21日早坂京子氏の家を借りて修道院設置1923年大正12年)、竹下医師協力で「診療所」を開始1924年大正13年6月1日東京大井町鹿島谷に聖マリア医院設立し看護師養成所併置した。さらに大阪商工会議所会頭稲畑勝太郎氏の大井町社宅1棟を無料借りたブルトン司教指導により、この愛苦会員らの集団は、1925年大正14年5月8日、聖会法による東京教区付の修道会への昇格認められ1926年大正15年1月6日東京教区修道会日本訪問童貞会」として設立された。その後、同会は1926年大正15年10月結核患者のために鎌倉市大町小さな家借りて病院開設した1927年昭和2年2月、聖マリア医院を聖マリア共同病院改称東京大森教会隣り移した1928年昭和3年七里ヶ浜土地購入1929年昭和4年4月3日七里が浜療養所現在のテレジア療養所開設一方1929年昭和4年2月稲畑借家にて修練設置同年4月21日七里が浜テレジア修道院設置1930年昭和5年4月5日教会付設鎌倉聖母開園教会付設横浜若葉町ミカエル天使園に姉妹派遣1931年昭和6年11月17日修練院、福岡移転。このことがローマ聖座承認されて、さらに1932年昭和7年1月20日本部修道院福岡市本町民家借家移転

※この「初期活動―本部福岡移転まで」の解説は、「聖母訪問会 (1915年創立)」の解説の一部です。
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