初代AE/AF/AS型とは? わかりやすく解説

初代AE/AF/AS型(1983年~1987年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:01 UTC 版)

ホンダ・CR-X」の記事における「初代AE/AF/AS型(1983年~1987年)」の解説

1983年7月1日に「バラードスポーツ CR-X」として、日本国外ではCIVIC CRX」として発売キャッチフレーズは「デュエット・クルーザー」。 リアハッチ持ちテールエンド断ち切った形状の「「ファストバック」」クーペボディーは「コーダトロンカcoda tronca)」または「カムテールkamm-tail)」「カムバック(kammback)」と呼ばれ全長伸ばすと無く空気抵抗低減できる特性持っている車体軽さ特徴であり、ABS樹脂ポリカーボネートベースとした複合材料「H.P.ALLOY(エイチ・ピー・アロイ)」をフロントフェンダードア外装板等に、ポリプロピレンベースとした「H.P.BLEND(エイチ・ピー・ブレンド)」を前後バンパー採用し車両重量は760kg (「1.3」5速MT)/ 800Kg (「1.5i」5速MTとなっている。2,200mmという非常に短いホイールベース相まって生み出されるハンドリング大変にクイックだったため、ステアリングの舵角中立部反応意識的にやや鈍く設定されていた。 エンジンは、1.5LのEWエンジン(PGM-FI仕様)と、1.3LのEVエンジンキャブレター仕様)の2種類日本国外向けにはシビック同様1.5Lのキャブレター仕様設定された。グレードは1.3Lの「1.3」と1.5Lの「1.5i」で、「1.5i」ではアウタースライドサンルーフ、ドライブコンピュータ+デジタルメーター、ルーフベンチレーションなどが選択できたほか、MT仕様ファイナルギアレシオ4.4とローギアード化されており、より加速性能増している。 サスペンションにも独自の工夫見られフロントストラット+トーションバー(リアクションチューブで長さ短縮)、リア右側にのみスウェイベアリングを組み込み、ラテラルロッドをホイール同軸化した車軸式+コイルスプリング形式採用され総合して「SPORTEC-SUS」と称していた。 北米仕様には、その軽量車両重量生かした低燃費仕様CIVIC CRX HF」(1.3Lエンジン)があり、シティモードで50MPG(24.8km/L)・ハイウェイモードで56MPG(27.8km/L)と燃費性能当時低燃費No.1獲得している。 1984年11月1日には、新たに1.6LのZCエンジン搭載するSi」が追加スイングアーム式バルブ駆動は、バルブクリアランス調整容易にする目的当時いくつかの採用例があったが、ZC型の場合はハイリフト化が主な目的だった。この試みが後の「VTEC」に生かされた。シリンダーブロックは「1.5i」のフルサイアミーズ型ブロックボアアップしたもの採用し、ボア・ストロークは75mm×90mmというロングストローク仕様となっている。 エンジン高出力に伴い駆動系FF特有のトルクステアを防ぐため、等長ドライブシャフト新たに採用されたが、ブレーキ構成軽量な車重ショートホイールベースのため「1.5i」と同様の前輪ベンチレーテッド・ディスク後輪リーディングトレーリング踏襲(フロントブレーキパッドはセミメタルに変更)。なお、「Si」は「1.5i」とは異なりアルミホイール標準だが、ステアリングパワーアシストはなく、エアコンオーディオオプションだった。 なお、ウレタン製リアスポイラー標準装備となり、スタビライザー強化オイルクーラー追加ボンネットには2個の大径カムプーリーをクリアするためにS800、シティターボに続いてパワーバルジ」が付けられ、よりスポーティな印象高まったものの、車両重量は860kgまで増加した1985年9月マイナーチェンジ実施しヘッドライトがセミ・リトラクタブル・ヘッドライトから、輸出仕様の「CIVIC CRX」と同じ、固定式タイプ変更された。「Si」では、内装、メータパネルが変更されるとともに外装ではサイドシルデザイン変更前後バンパー大型化ツートーンカラー廃止なされた。よって、このモデルではヘッドライトパンパー形状前期型後期型区別できるテレビCMではバックミュージックとしてフランス・ギャルFrance Gall)の「涙のシャンソン日記 (Attends ou Va T'En1966年))」を採用しキャッチフレーズも「2人には、Xがいる。」に変更された。また、ステアリングパワーアシスト付きモデル選択できるようになったアルミホイールオプションホンダ車のアフターパーツ生産している「無限」が、ブリスター形状前後フェンダー、フロントマスク、リアスポイラーなどを「無限 CR-X PRO」の名称でリリースし、これらを装備した車両鈴鹿サーキットのマーシャルカーとして用いられた。 E-AS型の型式名「AS」は、同社1960年代スポーツカーSシリーズ」の型式名のAS(Automobile Sports)と符合することから、一部ファンはホンダスポーツの再来受け止めた向きもあった。 販売間中新車登録台数累計は4187台 前期型 Si リア 後期型 1.5i リア Si ラリー仕様

※この「初代AE/AF/AS型(1983年~1987年)」の解説は、「ホンダ・CR-X」の解説の一部です。
「初代AE/AF/AS型(1983年~1987年)」を含む「ホンダ・CR-X」の記事については、「ホンダ・CR-X」の概要を参照ください。

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