初代(1994-2001年)B5系
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「アウディ・A4」の記事における「初代(1994-2001年)B5系」の解説
フォルクスワーゲン(VW)の5代目パサートと共有するB5プラットフォームを元に、1994年に発表された。パサートと同様に縦置きエンジンの前輪駆動を基本とし、クワトロ(四輪駆動)システムも選択できた。ステーションワゴンのアバントも1年後に追加された。 ヨーロッパでは、VWの新技術 (pumpe-düse) が投入された出力110 PS (81 kW) の1.9 Lディーゼルエンジンを含む、1.6 Lから2.8 Lまでのエンジンのモデルが展開されていた。ただし2.8 LのV6エンジンは、旧型の80/90からのキャリーオーバーで1998年まで北米でのみ販売された(日本でも1996年モデルのみ2.8クワトロに搭載し販売されていた)。その他に、当時人気があったイギリスツーリングカー選手権などで採用されていたクラス2スーパーツーリングカーレースのためにアウディ・スポーツが開発した気筒あたり5バルブの1.8 L直4DOHC20バルブエンジンも設定されており、ターボバージョンは150 PS (110 kW)、210 N mを発生した。この技術は1996年にはV6エンジンにも適用され、2.8 L V6 30バルブは193 PS (142 kW) を発生した。 オートマチックトランスミッションには、ポルシェが開発しクラッチレスマニュアルのような使い方をドライバーが選択できるティプトロニック(アウディはManumatic と呼ぶ)が採用された。 映画『千と千尋の神隠し』に荻野家の車として登場している。
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