使用地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 09:16 UTC 版)
おもにイラン・タジキスタン・アフガニスタン及びウズベキスタン・ロシア・コーカサス地方・バーレーン・イラクの一部でも話される。母語話者は4600万人を超えるとされている。イラン、タジキスタンでは唯一の公用語とされ、アフガニスタンではパシュトー語とともに公用語とされている。ペルシア語は複数中心地言語のひとつであり、イラン、アフガニスタン、タジキスタンでそれぞれ標準語が別個に定められている。 歴史的経緯により、アフガニスタンではダリー語、タジキスタンではタジク語と呼ばれる。これらは現在ではそれぞれの国におけるペルシア語の方言を指すが、イランのペルシア語とは発音や語彙、正書法などに違いがあり、別言語として扱われる場合もある。また、使用される文字も異なり、イランおよびアフガニスタンではアラビア文字に4文字を足したペルシア文字によって表記されるのに対し、タジキスタンではキリル文字によって表記される。 各国における使用状況としては、イランにおいては人口の51%を占めるペルシア人の母語であり、上記のとおりイランの唯一の公用語である。イラン国内においても多数の方言が存在するが、テヘラン方言がほぼ標準語としての地位を確立している。 タジキスタンにおいても、人口の約85%を占めるタジク人の母語であり、多数派の言語かつ唯一の公用語であるが、かつてこの地を支配していたソヴィエト連邦の言語であったロシア語の通用度も高い。タジク人はタジキスタン国内だけでなく、ウズベキスタン南部のブハラやサマルカンドといったオアシスの旧都やフェルガナ盆地の一部などで多数派となっており、これらの地域では住民の多くがタジク語を話す。ウズベキスタンにおけるタジク人の割合は4.8%(2017年)、タジク語話者の割合は4.4%となっている。 アフガニスタンでは人口の約32%を占めるタジク人がペルシア語(ダリー語)話者であり、また人口の12%を占める中部山岳地帯のハザーラ人もペルシア語と方言関係にあるハザラギ語を話すうえ、西部の少数民族・アイマーク人もまたペルシア語の方言であるアイマーク語を話すなど、人口のほぼ半分弱がペルシア語母語話者となっている。タジク人が多数を占める首都カブールを含む北部の主要言語であり、南部の主要言語であるパシュトー語と並立状態にあるが、首都を言語圏としているうえにパシュトー語話者のかなりがダリー語を話せることもあり、共通語としてはダリー語の方が威信が高く広く使用される。このため、パシュトー語話者がほぼパシュトゥーン人のみで人口の47%を占めるのに対し、ダリー語話者は第二言語も含めれば人口の80%を占めている。
※この「使用地域」の解説は、「ペルシア語」の解説の一部です。
「使用地域」を含む「ペルシア語」の記事については、「ペルシア語」の概要を参照ください。
使用地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:10 UTC 版)
ワロン地域のリエージュ州、ナミュール州、ブラバン・ワロン州、リュクサンブール州、エノー州で主に話される。フランス国境に近いエノー州、ナミュール州、リュクサンブール州では、フランス語諸方言の話者も多い。ただし、ベルギーの公用語はオランダ語、フランス語、ドイツ語であり、ワロン語は公用語ではない。 ベルギー国外では、フランスのベルギー国境近くと、19世紀に多くのワロン人が移民したアメリカ合衆国のウィスコンシン州北東部(ブラウン、ケワニー、ドアの3郡)でも話されている。
※この「使用地域」の解説は、「ワロン語」の解説の一部です。
「使用地域」を含む「ワロン語」の記事については、「ワロン語」の概要を参照ください。
使用地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 16:21 UTC 版)
現在のガリシア語使用地域はガリシア州を構成するア・コルーニャ県、ポンテベドラ県、ルーゴ県とオウレンセ県の他にアストゥリアス州の西部テラ・エオ=ナビア、カスティーリャ・イ・レオン州のレオン県西部オ・ビエルソ、サモーラ県西部のポルテラス地域、そしてエストレマドゥーラ州カセレス県北西部のサン・マルティン・デ・トレベージョ、アス・エージャス、バルベルデ・ド・フレスノの3地域である。その他、ガリシアからの移民の多いブエノスアイレス(アルゼンチン)、カラカス(ベネズエラ)、モンテビデオ(ウルグアイ)、ハバナ(キューバ)、メキシコ・シティー(メキシコ)などのラテンアメリカ地域やヨーロッパ各国にも、ガリシア語のコミュニティーがあるといわれている。
※この「使用地域」の解説は、「ガリシア語」の解説の一部です。
「使用地域」を含む「ガリシア語」の記事については、「ガリシア語」の概要を参照ください。
使用地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 00:43 UTC 版)
東アフリカの一部の先住民族では、伝統的な薬の1つである。飲酒の禁じられているイスラム世界のうち、アラビア半島から東アフリカにかけての地域においては、酒などの代用として嗜好品として需要が高いが、イスラム世界の殆どの国ではその特性のため非合法である。先進国でも、多くの国では非合法とされている。 エチオピア、ジブチ、ソマリア、ケニア、イエメンでは法的な規制はなく、主にムスリムで嗜好品として、また換金作物として国際的に取引される。 イエメンでは合法であり、イエメン人の社交生活になくてはならない物である。イエメンでは午後になるとカートの若葉を噛みながら街角に集まり、和やかに談笑している光景が見られる。エチオピアでも合法とされており、ムスリムを中心とする多くの人々に噛まれている。ソマリアでも流通しており、ソマリア沖の海賊の身代金の一部がカートで支払われる場合もある。また、海賊行為や戦鬪に出る時に噛んで、恐怖心の抑制や気分高揚を図る事もある。
※この「使用地域」の解説は、「カート (植物)」の解説の一部です。
「使用地域」を含む「カート (植物)」の記事については、「カート (植物)」の概要を参照ください。
- 使用地域のページへのリンク